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「GーSTAR2025」START with GRAVITY & GALVATEIN adventures’ guildレポート

鬼の猫ちゃん

鬼の猫ちゃん

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「職場シミュレーターがこんなに面白くていいんですか?」

11月13日に開幕したG-STAR 2025。今年も会場全体を歩き回り、各ブースでどのようなタイトルが出展されているのかを丁寧にチェックしてきました。オープン初日には、与野党の国会議員をはじめ、釜山市のパク・ヒョンズン市長、文化体育観光部ゲームコンテンツ産業課のチェ・ジェファン課長らが来場し、ブースを視察する姿も見られました。


今年のG-STARを象徴するキーワードは「物語世界とストーリーの拡張」。創作とナラティブの力に改めて光を当てる展示が多く、全体的に“物語性”が強調された印象です。


そんな中で、WEB3-onチームの目を引いたブースのひとつが“START with GRAVITY”。最大の理由は——グッズの豪華さです。メインゲームを早めにプレイするだけで、思わず集めたくなる魅力的なグッズが手に入るとのこと。実際に試してみると、期待以上のクオリティで、思わず色々なタイトルを遊んでしまいました。

今回は、その訪問記をお届けします。


Gravity(グラビティ)とは?

Gravityは2000年に設立された、韓国を代表するゲーム開発・パブリッシャーです。世界的ヒット作『ラグナロクオンライン』を筆頭に、多様なIPをグローバルへ展開してきました。


ラグナロクIPはオンラインゲームだけでなく、モバイル、コンソール、アニメ、コミックなど幅広いジャンルへと拡張されており、特に東アジアおよび東南アジア地域で圧倒的なブランド力を誇ります。韓国本社に加えて日本、北米、台湾、東南アジアなど各地に拠点を置き、パブリッシングネットワークを構築。新規IP開発やラグナロクを活用した新作展開、コミュニティ事業、eスポーツ、グッズなど、多角的な事業を推進しています。

ラグナロク世界の新たな側面「GALVATEIN adventures’ guild」

本作は、ギルドでクエスト管理と食事の提供を担う“受付係”として働くゲーム。ジャンルとしては『Papers, Please』に『VA-11 Hall-A』(あるいは『Coffee Talk』)を掛け合わせたような、審査+接客の二軸で構成される点が特徴です。


遊び方はシンプルで、クエスト内容、締切日、冒険者が持ち帰った戦利品・証拠品、ライセンスの有効期限を照らし合わせ、依頼を承認するか却下するかを判断します。戦利品には地域ごとのロゴが記されており、事前情報と突き合わせることで真偽を見極められます。依頼主の多くは魔物について詳しくないため、受付係であるプレイヤーが文章から推理する必要があります。冒険者との会話でさりげないヒントが得られることも。


承認すべき依頼と却下すべき依頼を誤るとギルドの評判に響きます。中には、間違った戦利品を持ってくる冒険者や、期限切れのライセンス、締切オーバーの案件、さらには冒険者を装った詐欺師まで現れるため、慎重な判断が求められます。


一日の審査が終わると、承認した依頼で得た戦利品を使い、魔法の大釜で料理を作る時間に。素材の説明や属性、スパイスの特性を読み取りながら調理します。成功すれば絶品料理になりますが、粘りすぎたり中毒性のある危険な料理ができてしまうことも。ここも腕の見せどころです。


マナを失い世界樹の森を離れたエルフ、火が怖く鍛冶屋を続けられず冒険者となったドワーフ——。個性豊かな冒険者たちの物語に耳を傾けながら、ギルドの評判を高め、彼らを満足させつつ日々の業務をこなしていく。この“人間模様”こそが本作の大きな魅力と言えます。


体験後の短評

実際にプレイしてみて印象的だったのは、“受付業務”という一見地味に見える作業が、驚くほどの中毒性を持っていたことでした。クエスト文を読み込み、戦利品の真偽を判断するプロセスは、単なるパズルではなく、物語世界に入り込んで仕事をこなしているような感覚に近かったです。


料理パートでは、素材の組み合わせによって出来上がりが大きく変わり、成功と失敗の落差が妙にリアルで思わず笑ってしまいました。完成した料理に対して冒険者たちがどんな反応を見せるのかを確認するのも、とても楽しかったです。また、冒険者との短い会話が思いのほか心に残りました。特に「火が怖いドワーフ」のエピソードは、キャラクターの背景が数行で伝わる巧みさに驚かされました。


総じて、本作はただの受付シミュレーションではなく、“小さな物語が積み上がるRPG的体験”として楽しむことができ、ラグナロクの世界観に新しい風を感じさせるタイトルでした。


次回予告

次回は、会場でも注目度の高かった最新作『ラグナロク3』の試遊レポートをお届けします。どうぞお楽しみに!

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