“機械ハンターの世界をMMORPGへ”ーNCSOFTが挑む新たな拡張
「2017年に『Horizon Zero Dawn』と出会い、ひとりで楽しむには惜しいと感じ、MMORPGとして開発することを決めました」
NCSOFT(エヌシーソフト)の共同代表兼Chief Creative Officer(COO)であるキム・テクジン氏は、G-STAR 2025にて新作『Horizon Steel Frontiers』を初公開し、13日と14日の2日間にわたってプレゼンテーションを実施した。
キムCOOは釜山・海雲台区のBEXCOで行われたオープニングセッションに登壇し、「1997年以降、勝敗だけではなく、ゲームの中で“人が人を感じられる”作品を作ってきた」と振り返り、「プレイヤーが共に成長し、記憶に残る楽しさ、それこそがNCSoftが追求するゲームの色だ」と語った。さらに、ゲーム産業全体の構造変化にも触れた。ユーザーが単なる“受動的なコンテンツ消費者”から脱却しつつあるとし、「プレイ・視聴・共有・創作をシームレスに行き来し、自らの体験を新しいコンテンツへと昇華させている」と説明。そのうえで、「こうした潮流の中で“選ばれるゲーム”となるため、NCSOFT独自のゲーム性をさらに磨いていく」と述べた。

HorizonのIPを継承しつつ、MMORPGとして再構築
世界累計4,000万本超の大人気シリーズを基盤に開発。今回初披露された『Horizon Steel Frontiers』は、ソニー・プレイステーション(PS4)の代表作『Horizon』シリーズのIP(知的財産)を活用したMMORPGだ。原作IPを保有するSIE傘下スタジオ「Guerrilla」が築いてきた、機械ハンターたちの土地“Deadlands”を舞台に、従来のハンティングアクションの魅力を継承している。 本作では、シリーズを踏襲しつつも、より高精度な戦闘システムや、幅広いプレイスタイルに対応する細分化されたキャラクターカスタマイズなどが特徴となっている。

「仲間と巨大機械に挑む」MMORPGならではの醍醐味
地形活用・武器再利用など、戦術の幅が大幅に向上。開発の核心コンセプトは「圧倒的な機械を仲間と共に討ち倒す爽快感」。原作がシングルプレイ主体であったのに対し、本作ではチームワークと戦術性をより重視したMMORPGならではのバトル体験を提供する。戦闘中に地形を活用できるようになったほか、撃破した機械から入手した武器を持ち運び、別の戦闘でも再利用できるなど、プレイの戦略性が大きく広がった。

早ければ来年リリースへ
ブランドサイト公開、トレーラーと開発者インタビューも解禁。正式リリースは早ければ来年を予定。
すでにブランドサイトがオープンしており、最新トレーラーや開発者インタビューも公開され、国内外のファンから高い注目を集めている。


コメント