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TGS2025試遊レポート『バイオハザード レクイエム』、圧倒的恐怖とREエンジンの進化を体感

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新主人公「グレース・アッシュクロフト」の無力感と“巨大な老女”による追跡演出がシリーズの方向性を鮮明に示す

東京ゲームショウ2025ビジネスデイ2日目、カプコンブースで『バイオハザード レクイエム』のPS5版デモを体験した。実際に触れてみると、REエンジンの進化がグラフィック全体に息づいていることを強く感じた。前作『RE:4』でも驚異的なクオリティだったが、それを凌駕する表現力が今回の試遊からは伝わってくる。主人公グレースの肌の質感、髪の毛一本まで表現する描写、光の差し込みによる空気感は実写に迫るリアリティを帯びていた。

プレイできた区間はGamescom 2025で公開済みの先行デモと同じシーン。特徴的だったのは、シリーズ初の本格導入となる一人称視点と三人称視点の切り替えだ。『ヴィレッジ』でアップデートとして実装された機能が今回は正式採用され、プレイ中に自由に視点を変えられる仕様となっている。

TGS2025前に公開された『BIOHAZARD requiem』 2nd Trailer

本作の主人公はFBI捜査官だが、戦闘のプロではなく、一般人に近い身体能力を持つ設定。走る速度や動作全般が重く感じられ、これまでのシリーズ主人公とは一線を画す“無力感”が際立っていた。

カットシーンで油断してたら巨大な老女がいきなり現れてビックリ!

デモ中盤では追跡者として登場する巨大な老女が姿を現し、その登場シーンは圧巻の演出だった。二度ダメージを受ければゲームオーバーとなり、捕まれば巨大な口で噛み砕かれるという衝撃的な体験が用意されている。対抗手段は明るい部屋に逃げ込むことのみで、直接戦うことは不可能。『RE:2』の孤児院シーンや『RE:3』のネメシスを思わせる構造に、シリーズファンなら思わず息をのむだろう。


『ヴィレッジ』や『RE:4』が銃撃戦主体のアクションに比重を置いていたのに対し、『レクイエム』は“抗えない恐怖”に焦点を当てた作品であることが、今回の試遊から鮮明に伝わってきた。暗闇の中で巨大な老女を避け続ける緊張感は圧倒的で、気づけばデモプレイは終了。筆者自身、シリーズ1作目からのファンとして、来年2月の発売まで待ちきれないほど先が気になる体験だった。

映像で観るのも魅力的だが、TGS2025の会場で直接体験できるなら、ぜひカプコンブースに足を運んでほしい。さらにシリーズ伝統の主人公が登場する可能性も噂されており、今後の続報にも期待が高まる。

カプコン TGS2025 特設サイト

https://www.capcom-games.com/tgs/ja-jp/

WEB3-ON編集部

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