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SBIホールディングス初のST社債「SBI START債」発行へ 3月11日から販売開始

センチメンタルな岩狸

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100億円規模の3年債を1万円単位で販売

SBI証券は2026年2月20日、SBIホールディングスが発行するセキュリティ・トークン(ST)社債「SBIホールディングス株式会社第1回無担保セキュリティ・トークン(デジタル名義書換方式)社債(社債間限定同順位特約付)」を、同年3月11日から販売すると発表しました。愛称は「SBI START債」で、SBIホールディングスにとって初のST形式による社債発行となります。

発行総額は100億円で、1口当たりの金額は1万円です。募集期間は3月11日から23日、払込期日は24日、償還期限は2029年3月23日で、年限は3年となります。利率は発表時点で年1.85~2.45%の仮条件が示され、正式な条件は3月10日に決定する予定でした。

ST社債は、ブロックチェーンを使って社債権者や権利移転などの情報を管理する金融商品です。利息を受け取り、償還時に元本の返済を受けるという基本的な商品性は一般的な社債と共通しますが、発行後の管理方法が異なります。


ibet for Finで管理し「START」での売買も予定

本社債は、一般的な国内社債で利用される証券保管振替機構による管理に代わり、BOOSTRYが主導するブロックチェーン基盤「ibet for Fin」を用いて発行・管理されます。発行時の情報登録から期中管理、償還までを電子的に処理する構成で、BOOSTRYの「E-Prime」と「E-Wallet」も活用される予定です。

発行後の3月25日からは、大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)が運営する私設取引システム(PTS)「START」での取り扱いが予定されています。「START」でST社債を扱うのは本件が第1号となる見込みで、投資家は市場に提示された取引価格を確認しながら売買できるようになります。

通常の社債は証券会社との相対取引が中心となるため、取引価格や売却機会が投資家から見えにくい場合があります。今回の社債は、ブロックチェーンによる発行・管理に加えて二次流通市場を組み合わせており、発行後にどの程度の売買が成立するかも、ST社債市場の広がりを考えるうえで重要になります。


社債利息とは別にXRP特典を用意

募集期間中に本社債を取得した国内居住の個人と法人には、取得額に応じた数量の暗号資産XRPを付与する特典も予定されています。対象となるには、払込期日に社債の払込みが確認されることに加え、2026年5月11日正午までにSBI VCトレードの口座開設と所定の受取手続きを完了する必要があります。

XRPは社債の利息とは別に提供される購入特典です。2027年3月24日と2028年3月24日の各利払日、最終利払日の2029年3月23日にも、当日の保有者に特典を付与する予定ですが、具体的な内容は各利払日が近づいた時点で案内するとしています。

SBI証券は2021年に一般投資家向けSTOを実施した後、不動産STを中心に取り扱いを広げ、2025年12月にはプライベートエクイティファンドSTの販売も始めました。「SBI START債」は、STによる社債管理、PTSでの二次流通、暗号資産特典を組み合わせることで、個人投資家がデジタル証券へ参加する新たな経路を提示する商品となります。

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