
BluePay、USDT決済への対応を開始
ステーブルコイン決済インフラを手がけるMaximalは2026年4月24日、決済サービス「BluePay」でUSDT決済への対応を開始したと発表しました。既存のUSDC、JPYCにUSDTを加え、海外利用者を含む幅広い決済ニーズへの対応を進めます。
USDTは米ドルに連動する代表的なステーブルコインの一つです。BluePayはUSDTの追加について、海外ユーザーで広く利用されていることを背景に挙げています。国内店舗にとっては、日本円で商品やサービスの価格を管理しながら、USDTを保有する利用者から支払いを受け付けられる点がポイントになります。
店舗は日本円入力だけでUSDT支払い用QRを発行
発表によると、店舗側は請求金額を日本円で入力すると、リアルタイムレートに基づいたUSDTの支払額が反映されたQRコードを生成できます。利用者はQRコードを読み取り、自身のウォレットからUSDTを直接送金します。店舗側が暗号資産建ての請求額を都度計算する必要がなく、円建ての商品価格を基準に決済を受け付けられる仕組みです。
USDT決済には、利用者自身が送金する「Transfer Request」方式を採用しています。BluePayがUSDCやJPYCで提供するガスレス決済とは仕組みが異なり、USDTでは各ネットワークで発生する手数料を支払者が負担します。対応通貨の拡大によって選択肢が増える一方、利用するステーブルコインによって手数料の扱いや決済方法が異なる点は、利用者側が確認しておきたい部分です。
EthereumやPolygonなど5チェーンに対応
対応ネットワークはEthereum、Polygon、Tron、Solana、Avalanche C-Chainの5系統です。USDTは複数のブロックチェーン上で発行・流通しているため、決済サービス側がどのネットワークを受け付けるかは使い勝手を左右します。BluePayが5チェーンを対象としたことで、利用者が保有するUSDTのネットワークに応じて支払える範囲が広がります。
一方、ステーブルコインによる小売決済では、ブロックチェーン上での送金に伴う手数料や操作の分かりやすさも普及を左右する要素になります。BluePayはUSDC・JPYCでガスレス決済を展開しているのに対し、USDTでは支払者がネットワーク手数料を負担するため、同じサービス内でも決済体験には違いがあります。
それでも店舗側が日本円を基準に請求できる仕組みは、暗号資産の価格単位を意識せずにステーブルコイン決済を受け付けるうえで分かりやすい設計です。USDTの追加によって海外利用者への対応範囲が広がるなか、今後は対応通貨やチェーンの数に加え、手数料を含めた利用時の負担をどこまで抑えられるかも、実店舗での使いやすさを左右しそうです。
公式発表:BluePay

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