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羽田空港の2店舗でUSDC決済を実証 インバウンド向けにQRコードを活用

センチメンタルな岩狸

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サービス内容


第3ターミナル内の2店舗で決済に対応

羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングと、決済ゲートウェイ事業を手がけるネットスターズは2026年1月26日、羽田空港第3ターミナル内の一部店舗で、米ドル建てステーブルコイン「USDC」を使った決済サービスの実証を開始したと発表しました。実証期間は同年2月28日までで、訪日外国人の利便性向上と、新たな決済手段としての有効性を検証します。

対象店舗は、第3ターミナル内の「Edo食賓館(時代館)」と「Edoイベント館」の2店舗です。ネットスターズは2025年12月23日の予告発表で、他サービスの存否については自社調べとしたうえで、国内初となるUSDCによる店舗支払いの取り扱いと説明していました。

USDCは米ドルとの価値連動を目指して発行されるステーブルコインです。海外で保有されているデジタル資産を空港内の実店舗での買い物に使える環境を用意し、旅行者と店舗の双方にとって使いやすい決済方法になるかを確かめます。


StarPayにUSDCを追加し既存の店舗運用へ接続

実証では、ネットスターズのマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」にUSDCを追加します。利用者は、自身が管理するステーブルコインを使って決済用のQRコードを表示し、店舗側がコードを読み取ることで支払いを行います。QRコードは、ネットスターズと提携するWEA JAPANが開発しました。

店舗は、既存のStarPayを利用する場合と同様に、QRコードを読み取った後に商品を渡し、売上の精算まで進められます。ブロックチェーン上の資産を扱うために店舗側へ大幅な運用変更を求める形を避け、既存の決済ゲートウェイに組み込んでいる点が実証の重要な部分です。

ステーブルコインを実店舗で利用するには、ウォレット上の資産移転に加え、支払いの確認、加盟店への精算、返金やエラー発生時の対応などを整理する必要があります。今回の実証は、USDCで支払えるかを確認する取り組みにとどまらず、店舗の通常業務に接続した際の技術面と運用面を検証する機会となります。


インバウンド決済から他施設への展開を検討

ネットスターズは、訪日外国人が多く利用する羽田空港で実証することにより、海外で普及が進むステーブルコインを日本の店舗決済へつなげる可能性を検証します。クレジットカードや既存のQRコード決済が広く利用されるなか、USDCが旅行者にとって新たな選択肢になり得るかが確認項目となります。

法令対応について、ネットスターズは、担当弁護士による検討を通じて、資金決済に関する法律を含む国内法規制の適用関係を整理したうえで実証を開始すると説明しています。ステーブルコイン決済の普及には操作性に加え、適切な法的整理と、店舗側が導入しやすい精算体制の構築が欠かせません。

同社は実証結果を踏まえ、他空港や商業施設への展開も視野に入れています。羽田空港の2店舗という限定的な環境で得られた利用状況や運用上の課題を、より多くの店舗へ導入できる仕組みに反映できるかが、次の展開を判断するうえで重要になります。

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