
JMASグループ再編で4月1日付の吸収合併
モバイルアプリやデジタルサービスの開発を手がけるアツラエと、法人向けWeb3ソリューションを展開するクリプトリエは3月31日、JMASグループ内の組織再編に伴い、4月1日付で事業統合すると発表しました。統合はアツラエを存続会社、クリプトリエを消滅会社とする吸収合併方式で実施されます。
クリプトリエは、NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」の提供に加え、ブロックチェーン、NFT、生成AIを活用した新規事業のコンサルティングや受託開発を手がけてきました。一方、アツラエはモバイル・Webアプリケーションの開発や、AI・IoTを活用したシステム構築、UI/UXコンサルティングを展開しています。
今回の統合では、クリプトリエが持つWeb3・AI領域の企画力や専門知見と、アツラエおよびJMASグループが持つ設計・開発・運用体制を一社に集約します。企業が先端技術を使ったサービスを構想する段階から、実際に利用できるアプリやシステムとして提供する段階まで、継続して支援できる体制を整える狙いです。
技術検証からサービス運用までの支援体制を構築
企業がブロックチェーンや生成AIを新規事業へ取り入れる際には、技術が利用可能かを確認するPoCに加え、利用者向けの画面設計、既存システムとの接続、セキュリティや運用方法の設計なども必要になります。技術検証に成功しても、本番サービスを構築する開発体制がなければ、事業として継続的に運用する段階へ移行することは困難です。
公式発表では、こうした課題に対応するため、ブロックチェーン・AI領域の知見、モバイル・Webアプリの開発力、UI/UXデザイン、JMASグループのITソリューション基盤を組み合わせると説明しています。統合後は、事業やサービスの企画、PoC、プロダクト設計、本番システムの開発、導入後の運用までを一貫して支援する方針です。
また、両社は統合前の2025年10月から、企業独自のAIシステム構築を支援する「AIオンボーディングコンサルティング」を共同で提供していました。今回の吸収合併は、すでに進めていたAI領域での協業を組織面でも一体化し、Web3やNFTを含むデジタルサービス開発全体へ広げる動きと位置付けられます。
Web3の専門知識と実装力を一つの窓口に集約
統合後は、クリプトリエが提供してきたブロックチェーン・NFTを活用した新規事業支援や、生成AI・データ活用によるDX支援を継続します。これにアツラエのモバイル・Webシステム開発、UI/UX設計、プロダクト開発支援を組み合わせ、企業のデジタルプロジェクトを幅広く支援するとしています。
これまでクリプトリエを利用していた顧客やパートナーとの関係も、統合後のアツラエが引き継ぐ方針です。NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」を含む既存サービスについても、アツラエの開発体制やJMASグループの技術基盤と組み合わせることで、機能開発や企業向け導入支援の幅を広げることが考えられます。
今回の再編では、Web3や生成AIに関するコンサルティング部門を拡充するだけでなく、企画したサービスを実際のアプリやシステムとして構築し、運用までつなげる機能が一社にまとまります。企業にとっては、技術選定やPoC、本番開発を別々の事業者へ依頼するのではなく、一つの体制で相談できる範囲が広がることになります。

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