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OKX、AIエージェント向け商取引プロトコル「APP」を発表 見積もり・決済・従量課金を想定

センチメンタルな岩狸

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サムネ


OKX、Agent Payments Protocolを公開

大手暗号資産取引所OKXは4月29日、AIエージェント向けの商取引標準「Agent Payments Protocol(APP)」を公開しました。OKX Onchain OSの一部として提供されるオープン標準で、AIエージェントがサービスの購入、他のエージェントへの支払い、条件交渉、決済などを扱えるようにすることを目指す仕組みです。

OKXによると、APPは単発の支払いだけでなく、見積もり、交渉、使用量の計測、決済、エスクロー、紛争解決までを含む商取引の流れを想定しています。ただし、エスクローや紛争解決の一部機能は今後対応予定とされています。


一括決済・バッチ決済・従量課金を想定

APPでは、一回限りの支払い、複数の小口支払いをまとめるバッチ決済、APIやデータ利用に応じた従量課金、保証付き支払いなどの方式が示されています。たとえば、AIエージェントがリアルタイム市場データを呼び出し、HTTP 402の支払い要求に応じて利用料を支払うケースが想定されています。

対応範囲は特定チェーンに限定されません。OKXは、Solana、Ethereumなどを含む各チェーンが互換実装を構築できるオープン仕様だと説明しています。


Agentic WalletとPayment SDKで実装を支援

技術構成は、ウォレット層、実装層、プロトコル層に分かれます。ウォレット層では「OKX Agentic Wallet」を使い、自己管理型ウォレット、TEEで保護されたセッションキー、自律署名に対応します。対応チェーンは20以上とされています。

実装層では、開発者向けのPayment SDKを提供します。これにより、DAppやMCPサービス、AIエージェント向けサービスが、少ないコードで支払い受付や支払い実行を組み込めるとしています。OKXは、X Layerを活用することで、ゼロガスでの利用も可能になると説明しています。


AIエージェント間の商取引基盤を目指す

AIエージェントが外部API、データサービス、専門エージェント、MCPツールを呼び出す場面では、少額決済や利用量に応じた課金が発生します。APPは、こうした機械同士の取引に、支払い条件、署名、決済、記録を組み込むための基盤として設計されています。

AIエージェント向け決済では、Coinbaseが2025年5月に発表した「x402」や、StripeとTempoが2026年3月に発表した「Machine Payments Protocol(MPP)」など、HTTPやAPIを通じたプログラム可能な支払い標準が相次いで登場しています。OKXのAPPは、こうした業界動向を踏まえつつ、支払いだけで完結させず、AIエージェント同士がサービス条件をやり取りし、継続的な取引関係を管理する方向に重点を置いた仕様です。


公式発表:OKX公式サイト

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