WEB3業界動向

double jump.tokyo、N Suite向け「N CLI」提供開始 ー AIエージェントのウォレット操作に対応

センチメンタルな岩狸

センチメンタルな岩狸

0
0
サムネ
写真:double jump.tokyo PR Times


N CLIでAIエージェントのウォレット操作に対応

本記事の主要内容
Web3 ソリューション開発の double jump.tokyo は4月 2日、企業向け Web3 ソフトウェア「N Suite」向けに AI エージェント用ウォレットインターフェース「N CLI」の提供を開始した。運用方式は AI が申請し人間が承認する「Human-in-the-Loop(人間の監督を組み込んだ運用)」型で、AI エージェントの自律性と企業の内部統制の両立を図る。セキュリティには「MPC(秘密鍵を分散して管理する方式)」を採用し、将来的には「Paymaster(利用者に代わってガス代を処理する仕組み)」への対応も視野に入れている。


ブロックチェーン技術を活用したWeb3ソリューションやゲーム開発を手がけるdouble jump.tokyoは4月2日、企業向けWeb3ソフトウェア「N Suite」向けに、AIエージェント用ウォレットインターフェース「N CLI」の提供を開始したと発表しました。N CLIは、AIエージェントがN Suite上のウォレットを操作するためのコマンドラインツールで、人間の承認を挟むHuman-in-the-Loop型の運用を前提としています。AIが申請し、人間が承認・署名したうえで実行する流れを採ることで、企業が内部統制を保ちながらオンチェーン取引を扱えるようにすることを想定しているとみられます。


AIの自律性と人間の監督を両立する狙い

背景として、AIエージェントがトークン送付やDeFi運用、NFT操作などの実行主体になる場面が広がる一方、企業では誰が、どの範囲で、いつ操作を許可したのかを管理できる仕組みが求められています。従来の企業向けウォレットは、人間が画面を操作することを前提にしたものが中心で、AIエージェントが自動で取引を申請しつつ、人間の監督を組み込むインターフェースは十分に整っていなかったとしています。N CLIは、そうした課題に対応するため、AIの自律性と人間の最終判断を両立する仕組みとして位置づけられています。


MPCと標準対応を前提とした設計

また、N Suiteでは「MPC」と呼ばれる仕組みも活用します。MPCは秘密鍵を一か所にまとめて持たず、複数に分けて管理する方式で、鍵の漏えいリスクを抑えやすいとされています。既存のN Suiteの業務フローに、AIエージェントからの操作経路を追加する形で導入できる点も特徴です。さらに、特定のAI開発基盤に限定されずに使える設計で、関連するウォレット標準への対応を通じて、今後広がるAIエージェント向けウォレット環境との接続も意識しているとみられます。


ステーブルコイン対応や活用拡大も視野に

今後は、「Paymaster」と呼ばれる、利用者に代わってガス代を処理する仕組みへの対応も予定されています。これにより将来的には、JPYCやUSDCなどのステーブルコインで手数料を支払えるようにする方針も示されています。加えて、共同セミナーの開催やユースケース開発も予定しており、AIの自動性と企業の管理体制をどう両立させるかを探る動きとして、今後は企業での実運用に向けた取り組みが進む可能性があります。

Web3doublejumptokyoNSuiteNCLIAIエージェントブロックチェーンMPCHumanInTheLoopオンチェーンステーブルコインJPYCUSDCPaymaster
センチメンタルな岩狸

センチメンタルな岩狸

このニュースをシェア

コメント

0件のコメント
コメントがありません。