
Secured FinanceがProgmat/DCCのWGに参画
オンチェーン・レンディング技術を開発するSecured Financeは2026年5月8日、Progmatが主催するデジタルアセット共創コンソーシアム(DCC)の「トークン化国債・オンチェーンレポ ワーキング・グループ」に、レンディングプロトコル領域の参加予定組織として参画すると発表しました。
Secured Financeは、オンチェーン・レンディングや担保管理、時価評価、清算・決済、取引ライフサイクル管理を支える技術基盤を開発しています。最近では、トークン化RWAを担保としたオンチェーン資金取引にも取り組んでおり、担保管理や固定金利の借入・貸付設計をオンチェーンで扱う知見を持つ事業者です。
DCCで日本国債のトークン化とオンチェーンレポを検討
ProgmatのDCCは、デジタル証券やステーブルコインなどのデジタルアセット領域で共同検討を行う枠組みです。今回のWGでは、日本国債のトークン化とステーブルコインを用いたオンチェーン・レポ取引の実現に向けた共同検討が進められ、2026年5月にキックオフ、10月に報告書を公表する予定とされています。
レポ取引は、国債などを担保に短期資金をやり取りする取引です。トークン化国債を担保として使うには、担保の差し入れ、評価、清算、返済、担保の戻しといった一連の取引管理が必要になります。Secured Financeは、レンディングプロトコル開発会社として、こうした取引構造の検討に関わる知見を提供する予定です。
RWA担保のオンチェーン資金取引で培った知見を生かす
Secured Financeは2026年2月にも、トークン化RWAを担保としたオンチェーン資金取引に関する取り組みを発表しており、トークン化資産を保有にとどめず、担保や資金調達に活用する領域での事業展開を進めています。
今回のWG参画は、同社が持つオンチェーン・レンディングや担保管理の知見を、トークン化国債とステーブルコインを組み合わせた市場設計の検討に生かす動きです。現時点で公表されている内容は、WGへの参画と知見提供が中心です。具体的な商用サービスや採用プロダクトについては、今後の個別発表で示される見通しです。
トークン化国債を活用するための市場設計へ
トークン化資産は、発行や保有だけでなく、担保や資金調達にどう活用するかが次の論点になりつつあります。トークン化した国債を機関投資家にとって実需のある取引構造へつなげるには、担保管理や決済、清算まで含めた市場設計が重要になります。
Secured Financeのようなレンディングプロトコル開発会社がWGに加わることで、トークン化国債を担保や資金調達に使える市場インフラとしてどう設計するかが、WGでの検討を通じて整理されていきます。

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