
デジタル通貨事業のディーカレットDCP、ビジュアルボイスと実証へ
デジタル通貨事業を手がけるディーカレットDCPは2026年4月22日、俳優の別所哲也氏が代表取締役社長を務めるビジュアルボイスと、ブロックチェーン技術やデジタル通貨技術を活用した「価値循環型コミュニティ(DAO)」の実証実験を始めると発表しました。両社は2026年5月開催の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2026」で、「DCPアワード」を新設・実施します。
クリエイター同士の投票と評価可視化を検証
発表によると、第一弾では過去にSSFF & ASIAへ応募歴がある日本作品を対象に、応募するクリエイター同士が互いの作品を鑑賞し、投票して受賞作を決める仕組みを試します。あわせて、他のクリエイターからの評価やフィードバックの可視化、クリエイター同士がつながる機会の創出を通じて、次世代コミュニティモデルとしての有用性を検証します。受賞作には賞金50万円を用意するとしています。
LIFE LOG BOX上で価値循環型コミュニティの構築を目指す
今回の実証は、ビジュアルボイスが展開する「LIFE LOG BOX」上で進められます。ディーカレットDCPによると、作品の視聴やレビュー、投票企画への参加、イベント参加、情報発信などの行動をもとにコミュニティへの貢献度を可視化し、将来的なリワード設計につなげる構想です。映画祭のVIPチケットや限定コンテンツ、関連グッズの優先購入権などの付与も想定しており、クリエイターとファンを制作する側と消費する側に分けず、共創関係へ広げる狙いがあります。
DCJPY活用や共創型コミュニティ拡張は今後の展望に
ディーカレットDCPは、トークン化預金「DCJPY」を活用した価値循環型コミュニティの構築を目指しており、今回の実証でも将来的にコミュニティ内でのDCJPY活用を検討します。発表では、資金調達や活用の透明化、クリエイターへの適切なロイヤリティ還元、コミュニティ駆動のリワード設計につなげる考えも示しました。まずは映画祭でのアワード実証を通じて、作品評価や参加者同士のつながりづくりが機能するかが今回の検証対象になります。
SSFF & ASIA(ショートショート フィルムフェスティバル&アジア)は、短編映画を中心に紹介する国際短編映画祭です。アジア発の映画祭として展開されており、若手映像作家の発掘や作品発信の場として知られています。運営側のパシフィックボイスによると、同映画祭は米国アカデミー賞公認の短編映画祭として位置づけられています。同社は公式サイトでショートショート フィルムフェスティバルの企画運営を手がける会社だと説明しています。

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