
アニモカブランズ・ジャパンとRootstockが日本市場での戦略的協力に合意
Animoca Brands Japan(アニモカブランズ・ジャパン)は1月27日、Web3インフラや機関投資家向けDeFi(分散型金融)プログラムを提供するRootstockLabs Ltd.(ルートストック)と、日本市場における戦略的な協力に関する基本合意書を締結したと発表しました。これにより、両社は日本企業のデジタル資産運用ニーズに応える新たなサービスの提供に向けて検討を進めていきます。
ビットコインを活用した企業向けDAT運用支援の可能性を検討
今回の提携では、Rootstockが提供するビットコイン・ファイナンス(BTCfi)のインフラや、機関投資家向けDeFiプログラム「Rootstock Institutional」を、日本の規制環境に即した形で活用し、企業向けの*デジタル資産トレジャリー(DAT)運用支援として展開する可能性が検討されています。Rootstockはビットコインの強固なセキュリティを基盤としながら、スマートコントラクト機能を備えたDeFiレイヤーとしても機能しており、企業がビットコインを担保として利回り運用などのオンチェーン金融活動にアクセスできる仕組みを提供するとされています。
*デジタル資産トレジャリー(DAT):暗号資産を企業のバランスシート上に主要な流動性資産として保有・運用する上場企業
アニモカの企業向けWeb3・トレジャリー支援事業の延長線上にある提携
Animoca Brands Japanはこれまでも、上場企業を含む法人向けにデジタルアセット・トレジャリー運用支援やWeb3事業への参入支援を進めてきました。今回のRootstockとの提携は、そうした取り組みの延長線上に位置づけられるものです。企業が暗号資産を単なる投資対象として保有するのではなく、DeFiを含む新たな運用手段を取り入れることで、財務戦略の高度化や多様化を図る狙いだとしています。
また、両社は2026年2月27日に「Institutions × Bitcoin Finance(BTC-Fi)」をテーマにした機関投資家・TradFi(伝統的金融)関係者向けイベントを開催予定です。このイベントでは最新動向や実務的示唆が共有される見込みで、国内外の金融機関や暗号資産関連事業者からの関心が高まっています。
日本におけるBTCfiとDAT領域の本格展開に向けた一歩
今回の提携発表は、日本市場におけるビットコイン分散型金融(BTCfi)およびデジタル資産トレジャリー(DAT)領域における新たな取り組みの一例として位置づけられます。今後、日本企業によるビットコインを活用した資産運用の取り組みが、より本格化していく可能性が注目されます。
Animoca Brandsは、ブロックチェーンゲームやNFT、メタバース分野を中心に事業を展開するグローバルなWeb3企業です。The SandboxをはじめとするWeb3プロジェクトへの投資・支援で知られており、デジタル資産の所有権確立やオープンメタバースの実現を掲げています。Animoca Brands Japanはその日本法人として、国内企業のWeb3参入支援やデジタル資産活用、トレジャリー戦略の支援などを手がけています。
なお、Rootstockは、ビットコインのセキュリティを活用しながらスマートコントラクトを実行できるレイヤーとして開発されたブロックチェーンプラットフォームです。ビットコインとペッグされたRBTCを用いることで、DeFiや分散型アプリケーションをビットコインエコシステム上で展開できる点が特徴です。近年は、機関投資家や企業向けにビットコインを活用した金融インフラやDeFiプログラムの提供にも注力しています。

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