
企業向けに手数料無料のステーブルコイン決済サービスを正式提供
Web3関連事業を展開するHashPort(ハッシュポート)は1月28日、企業向けに手数料無料でステーブルコイン決済が行える新サービスを正式に開始しました。このサービスは同社が提供するWeb3ウォレット「HashPort Wallet」を基盤としており、実店舗やオンライン事業者が導入しやすい決済手段として注目されています。
QRコード決済を採用し、店舗・利用者ともに手数料負担を軽減
新サービスは、ブロックチェーン技術を活用したQRコード決済を採用しています。利用者は「HashPort Wallet」アプリを使用し、店舗が提示するQRコードを読み取ることで、保有するステーブルコインによる支払いが可能となります。同社によると、決済時のユーザー手数料は発生せず、店舗側についても決済手数料や登録料が原則不要とされており、導入のコストを抑えられる点が特徴だとしています。
円・ドル連動型ステーブルコインを活用し価格変動リスクを抑制
決済対象となるステーブルコインは、日本円連動型の「JPYC」や米ドル連動型の「USDC」などで、価格変動リスクが相対的に抑えた設計となっています。これにより、暗号資産特有の価格変動への懸念を軽減しながら、デジタル資産による決済を可能にしています。決済処理はブロックチェーン上で行われ、トランザクションの透明性や処理の迅速性が期待されています。
導入拡大と企業向け機能強化で利用シーンの拡充を目指す
同社は今後、導入店舗の拡大や利用シーンの拡充に取り組み、国内外の事業者がステーブルコイン決済を日常的に利用できる環境を整える方針です。また、企業向けの機能やAPI連携などの整備を進める計画も示されています。ステーブルコイン決済の普及が進むことで、国内におけるデジタル資産活用の選択肢が広がることが期待されます。
ハッシュポートは、ブロックチェーンの研究開発やNFT、Web3インフラの構築などを手がける企業で、国内のWeb3分野において一定の存在感を示しています。2025年の大阪・関西万博では、公式デジタルウォレットとして提供された「EXPO2025デジタルウォレット」の開発・運営を担いました。
その後継として展開されている「HashPort Wallet」は、一般利用者向けと企業向けの両面で機能拡張が進められており、累計ダウンロード数は100万件を超えています。今回の新サービスは、こうしたウォレット基盤を活用し、ステーブルコイン決済の社会実装を進める取り組みの一環と位置付けられます。

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