WEB3業界動向

Sui、Ethenaと連携し新ステーブルコイン計画を発表 エコシステム強化へ

鬼の猫ちゃん

鬼の猫ちゃん

0
0

ナスダック上場企業の Sui Group Holdings(スイ・グループ・ホールディングス) は、現地時間10月1日、ブロックチェーン Sui(スイ) を基盤としたステーブルコイン 「suiUSDe」 および 「USDi」 の発行計画を発表した。本プロジェクトには、Ethereumベースで合成ドル・プロトコルを展開する Ethena(エセナ) も参加する。


Sui Group 会長のマリウス・バネット氏は今回の発表で「Sui Groupは、従来のデジタル資産トレジャリー企業モデルから脱却し、エコシステムの流動的ハブとして機能する『SUI Bank』を構築します。インフラビルダーとして長期的なビジョンを示すものです」と述べた。同社はステーブルコインの普及を通じて流動性や利用度を高め、エコシステム全体の価値を向上させ、新たな収益機会の創出を図るとしている。Sui Foundationも公式ブログを通じてこの計画を発表した。


Sui Groupは、かつて「Mill City」という名称で運営されていたデジタル資産トレジャリー企業であり、現在も相当量のSUIトークンを保有している。デジタル資産トレジャリーとは、従来企業における財務(Treasury)の概念をブロックチェーン上に適用したもので、暗号資産の保有や運用を通じて企業単位の財務戦略を構築する枠組みを指す。公開資料によれば、同社は1億枚以上のSUIトークンを保有し、Sui Foundationから割引価格で取得する契約も結んでいる。


Suiエコシステムには、非営利組織としてエコシステム全体をサポートしガバナンスや資金提供、インフラ構築を担う Sui Foundation と、元Meta(旧Facebook)出身のエンジニアらが設立しSuiブロックチェーンのコア技術開発を主導する Mysten Labs(ミスティン・ラボ) が存在する。今回協業するEthenaは、Ethereum上で合成ドルを実現するプロトコルを展開しており、代表的なステーブルコイン USDe を運営しているプロジェクトでもある。


今回の発表を受け、SUI価格は上昇基調を示し、直近1週間で16.07%上昇し3.58ドルを記録している。

web3suisui chainscステーブルコインドル
鬼の猫ちゃん

鬼の猫ちゃん

このニュースをシェア

コメント

0件のコメント
コメントがありません。