
モナコイン向け秘密鍵管理にパスキーを採用
株式会社モナトカは4月28日、モナコインブロックチェーンを利用するための秘密鍵管理システム「モナトカ・キーボックス」をリリースしました。パスキーを使い、同社が保有するサーバ側データだけではユーザーの秘密鍵を復元できないノンカストディアル型の仕組みとして提供します。
復元に必要なデータを端末とサーバーに分割
発表によると、秘密鍵の復元に必要なニーモニック(シードフレーズ)関連データは、クライアント側とサーバー側に分割して保存されます。サーバー側のデータはパスキー認証に成功した場合に取得できますが、クライアント側またはサーバー側の片方だけでは秘密鍵を復元できない設計です。
モナトカ側が保有するデータだけではユーザーのデジタル資産を動かせないため、利便性のためにパスキーを使いながら、セルフカストディの考え方に沿った構成にしています。
monashell、もなこっと、モナダムに対応
モナトカ・キーボックスは、同社の3サービスに対応しています。対象は、モナコインとモナカードを扱うウォレットサービス「monashell」、モナカードのマーケットプレイス「もなこっと」、モナカードを使ったAIカードバトルゲーム「Knights of Monadom(モナダム)」です。
ニーモニックは、テキスト、NFC、二次元バーコードによるエクスポートとインポートに対応します。同じ復元仕様に対応するウォレットとの間では復元や移行が可能とされていますが、互換性にはニーモニック方式、パスフレーズの有無、鍵導出仕様などの一致が必要です。
プロトコル診断と特許出願中の技術を明示
モナトカは、モナトカ・キーボックスのコア技術について、サイバーセキュリティ企業のAndGoによるプロトコル診断を受けたとしています。ただし、発表では実装を対象とするセキュリティ診断ではないことも明記されています。
使用技術は特許出願中で、出願内容は現時点で非公開です。今回のリリースは、モナコイン関連サービスを横断して同じ鍵管理方式を使えるようにするもので、ユーザーにとっては秘密鍵をどのように復元・移行できるかが実用面のポイントになりそうです。

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