
舟橋村、県外在住者向けに「一生銭湯に入れる権」を販売開始
NFTを活用した地域支援を手がけるあるやうむは2026年4月24日、富山県舟橋村と連携し、村営施設「舟橋会館」内の銭湯「さつきの湯」を月1回、無期限で利用できる「一生銭湯に入れる権」の販売を開始しました。販売は権利型商品のプラットフォーム「TOKKEN」で行われ、富山県外在住者を対象に10口限定、価格は5,000円です。
舟橋村は、日本一面積が小さな村として知られる自治体です。今回の商品は、村外の人が一度きりの観光ではなく、月に1回村を訪れるきっかけをつくることを狙った取り組みです。
利用権はNFTで付与、現地では電子チケットを提示
購入者には、利用権がデジタルデータ、いわゆるNFTとして付与されます。購入後は「TOKKEN」上で保有・管理され、利用履歴も含めて記録されます。利用時は現地でアカウントページを提示し、電子チケットを使用済みにすることで入浴できます。
権利は無期限ですが、利用は毎月1回で、月初にリセットされます。一方で、この権利は施設利用の機会を提供するものであり、施設の運営変更や終了時の補償は含まれません。
単発観光ではなく再訪を促す施策に
今回の取り組みは、観光客の一度きりの来訪ではなく、継続して村に足を運ぶ関係づくりにつなげる狙いがあります。舟橋村長の渡辺光氏は、舟橋村は小さいからこそ継続的な関係を築きやすい地域だとし、今回の企画が何度も足を運んでもらうきっかけになればとコメントしています。
あるやうむによると、TOKKENは地域の文化、自然、施設、コミュニティなどを「特別な権利・体験」として販売するプラットフォームです。NFTにより権利の真正性や所有履歴を担保しながら、継続購入や再訪を促す設計で関係人口の創出を目指しています。
舟橋村ではこれまでも、「新米の複数年お届け便」や、富山地方鉄道と連携した列車到着時の車内メロディーを流せる権利など、地域資源を活用した権利型商品を展開してきました。今回の「一生銭湯に入れる権」も、地域資源を権利化して継続的な来訪につなげる取り組みの一つです。

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