
100・700マンガコインの2種類を用意
電子コミックサービス「LINEマンガ」を運営するLINE Digital Frontierは2026年9月1日、日本マクドナルドの公式アプリ内で提供されている「Myマクドナルド リワード」に、LINEマンガで使えるマンガコインを追加したと発表した。同日からポイントとの交換を開始している。
対象は100マンガコインと700マンガコインの2種類で、交換にはそれぞれ100ポイント、700ポイントが必要となる。マンガコインはLINEマンガで作品を購入するための専用コインで、1マンガコインは1円相当。各リワードは毎月数量限定で提供され、1人につきそれぞれ月5回まで交換できる。
利用者はMyマクドナルド リワードの一覧から希望するコースを選び、交換後にマクドナルド公式アプリへ表示される特典コードをコピーする。LINEアカウントでLINEマンガアプリにログインし、「マイメニュー」の「イベントアイテム」からコードを登録すると、マンガコインを受け取れる。

日本導入から約1年でリワードを多様化
Myマクドナルド リワードは、世界60の国と地域で導入されているポイントプログラムの日本版として、2025年9月24日に始まった。同年10月の本格展開時には、マクドナルド商品のクーポンに加え、Coke ON、Prime Video、図書カードネットギフト、アソビュー!、povo2.0などの外部サービス向け特典も用意された。
開始当初のポイント付与対象はモバイルオーダーとマックデリバリーだったが、2026年3月25日から店頭カウンター、セルフオーダーキオスク、ドライブスルーカウンターでの注文にも範囲を広げた。店頭では会計前に公式アプリのクーポンまたはポイント獲得コードを提示する必要があり、ウェブ版モバイルオーダーや、Uber Eats、出前館などマックデリバリー以外の宅配サービスは対象に含まれない。ポイントは対象購入額10円(税込)につき1ポイントが貯まるため、通常の購入ポイントのみで換算すると、100ポイントには1,000円、700ポイントには7,000円の購入が必要となる。
交換先も段階的に増えており、2026年4月にはディズニープラスの月額料金が一定期間半額になる特典や、テレビCMと連動したSCRAP制作の謎解きコンテンツが登場した。これらに続くマンガコインは、利用者が購入する作品を選べる点で、割引対象や体験内容があらかじめ決められた特典とは使い方が異なる。100ポイントから交換できるため、少額のポイントを使いたい利用者にも選びやすい。
成熟する電子コミック市場で新たな利用者接点に
全国出版協会・出版科学研究所によると、2025年の国内電子コミック市場は前年比2.9%増の5,273億円となり、紙と電子を合わせたコミック市場の76.1%を占めた。電子コミックへの移行は続いているものの、市場の伸び率は鈍化しており、各電子書店はポイント還元や割引、期間限定の無料公開などを通じて新たな利用者の獲得を図っている。
LINEマンガは2013年に国内でサービスを開始し、運営会社によると、2014年1月から2026年7月までの国内マンガアプリ累計ダウンロード数で首位を記録している。競争が続くなか、日常的な外食利用で貯まるポイントを作品購入につなげる今回の連携は、LINEマンガが自社アプリ内の販促とは異なる経路から読者と接点を持つ取り組みとなる。
マクドナルドにとっても、商品の購入で貯めたポイントをデジタルコンテンツに使えるようにすることで、リワードの利便性を高め、公式アプリの継続利用を促す効果が期待できる。マンガコインが毎月の交換先として定着すれば、飲食で貯めたポイントを日常のデジタル消費へつなぐ同様の連携が、今後さらに広がる可能性がある。

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