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セブン‐イレブン、フリマ発送をセルフ化 「セルフ発送機」で投函まで約10秒

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サムネ


レジを介さず発送、メルカリやYahoo!フリマなどに対応

セブン‐イレブン・ジャパンは2026年8月26日、フリマアプリなどの荷物を利用者自身で発送できる「セルフ発送機」を順次導入すると発表した。ヤマト運輸と共同で展開し、スマートフォンで事前に発送登録した荷物について、バーコードの読み取りからラベル発行、投函までをレジに並ばず店内で完結できるようにする。東京都内に加え、埼玉県や千葉県の一部店舗でも導入が始まっている。

利用者は対応サービスで発送場所にセブン‐イレブンを指定し、表示されたバーコードをセルフ発送機にかざす。発行されたラベルを荷物に貼り、専用口へ投函すれば手続きが完了する。対象にはメルカリの「らくらくメルカリ便」、Yahoo!オークション、Yahoo!フリマ、楽天ラクマ、pixiv、MECHAKARI、airCloset、ニッセン、Rentio、ヤマト運輸の「宅急便をスマホで送る」などが含まれ、対応サービスは今後も拡大する予定だ。手書き伝票を使う荷物は対象外となる。

従来もアプリ上で配送情報を事前登録できたが、セブン‐イレブンの店頭ではレジを通じて荷物を受け付ける工程が残っていた。セルフ発送機はこの工程を専用設備へ移すもので、フリマ発送の新たな受付先を設けるというより、すでに定着したコンビニ発送をセルフ化する取り組みと位置付けられる。


宅配便受付の約8割がフリマ関連、増える発送需要に対応

導入の背景には、フリマ市場の拡大に伴う個人間配送の増加がある。セブン‐イレブン店舗では宅配便受付の約8割をフリマ関連の発送が占めており、従来のレジ受付には1件あたり数分程度を要していた。発送荷物の持ち込みが増えるほど通常の買い物客と発送利用者が同じレジに集中しやすくなり、待ち時間と店舗スタッフの対応時間の双方が課題になっていた。利用者からも、レジを使わずセルフで発送を完結できる仕組みを求める声が寄せられていたという。

テスト店舗では、バーコードを読み取ってから荷物を投函するまで約10秒で手続きが完了し、利用が定着した店舗では受付件数が増えた例も確認された。レジで受け付けていた荷物の一部を専用設備へ移すことで、発送利用者の手続きを短縮するとともに、店舗業務の負荷を抑える狙いがある。

セルフ発送機が持つ意味は、この時短効果に加え、増え続けるフリマ発送を通常のレジ業務から切り離せる点にある。宅配便受付の大部分をフリマ関連が占めるまで需要が拡大したことで、従来の有人受付を中心とした運用から、利用者自身が処理する仕組みへ移行する必要性も高まっている。


2018年から続くフリマ対応、発送方法はセルフ型へ

セブン‐イレブンとメルカリ、ヤマト運輸は2018年4月に「らくらくメルカリ便」の取り扱いを発表し、同年5月7日から全国約2万店のセブン‐イレブンで受付を開始した。当時は、アプリで発行したバーコードをレジに提示することで、店内端末から申込券を発行する手間を省き、身近なコンビニからフリマ商品の発送を行える環境を整えた。

その後は一部店舗に宅配便ロッカー「PUDOステーション」も設置され、メルカリやYahoo!フリマ、楽天ラクマなどの荷物をレジを介さず発送できる選択肢が加わった。PUDOがロッカーへ荷物を収納する方式なのに対し、セルフ発送機はその場で配送ラベルを発行して荷物に貼り、専用口へ投函する仕組みを採る。設備の方式は異なるが、店舗スタッフによる受付を必要としない点では共通している。

こうした経緯を踏まえると、セブン‐イレブンのフリマ対応は、全国の店舗網を発送場所として開放する段階から、増加した荷物を専用設備で処理する段階へ進んできたといえる。個人間取引の発送拠点としてコンビニが定着したことで、利用できる場所の多さに加え、店舗側が増える荷物をどう効率的に受け付けるかが次の課題になっている。


店舗サービスのセルフ化、物流機能にも広がる

コンビニでは宅配便の受付やEC商品の受け取りなど、商品販売以外のサービスが店舗業務として定着している。こうしたサービスが増えるほどスタッフが担う作業も複雑になるため、セブン‐イレブンはこれまでもセルフレジなどを通じて店舗業務の省力化を進めてきた。セルフ発送機は、その流れを宅配便の受付にも広げる施策とみることができる。

セルフ発送機は一部店舗からの導入となるため、今後は設置地域と対応サービスがどこまで広がるかが焦点になる。テスト店舗では利用の定着や受付件数の増加も確認されており、本格展開後も店舗業務の削減効果を維持できるかが重要になる。フリマ取引を支える物流拠点としてコンビニの役割が広がるなか、発送手続きのセルフ化が店頭サービスの運営方法をどう変えるかが注目される。


公式発表:セブンイレブン公式サイト

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