
いわきエブリア駐車場に新店舗
カレー専門店を展開するゴーゴーカレーグループは2026年8月12日、福島県いわき市に「ゴーゴーカレーいわきエブリアベース」を開業する。商業施設「いわきエブリア」の駐車場内にトレーラーハウスを設置し、同社の同型店舗として初めて客席を備えることで、店内飲食に対応する。
営業時間は平日が10時55分から17時55分、土日祝日は18時55分までで、8月31日までは曜日を問わず19時55分まで営業する。定休日は毎週月曜日とし、月曜日が祝日の場合は翌火曜日となる。
今回の出店で注目されるのは、単に店舗形態を小型化したことではなく、従来の店舗区画に依存しない出店方法を広げようとしている点だ。商業施設の駐車場や出入口周辺、ロードサイドなど、人の流れがありながら一般的な店舗として活用しづらい場所にも客席付きの店舗を設けることで、新たな地域や生活動線への進出につなげる考えを示している。
飯塚の持ち帰り専門店から約半年で機能を拡張
ゴーゴーカレーがトレーラーハウスを出店に活用し始めたのは、2026年2月に福岡県飯塚市で開業した「ゴーゴーカレーデリスタンド飯塚店」からだ。同店はテイクアウト・デリバリーに特化し、従来の建築型店舗より初期投資を抑えながら、これまで出店が難しかったエリアにも展開できる店舗モデルとして導入された。
その約半年後に開業するいわき店では、飯塚店で省かれていた客席を新たに設け、商品を受け取ることを中心とした店舗から、店内での食事まで完結できる形へ機能を広げる。トレーラーハウスそのものを一つの業態として固定するのではなく、立地や利用目的に応じて必要な機能を加える方向へ展開を進めているとみられる。
一般的な飲食店では、利用できる物件や店舗区画が出店地域を左右しやすい。これに対し、トレーラーハウスを活用する方式は、通常の店舗を設けにくい場所にも出店余地を生み出せるため、ゴーゴーカレーにとって店舗網を広げる手段の一つとなる。客席を備えたいわき店は、その出店手法を持ち帰り専門から通常の飲食利用へ広げる試みと位置付けられる。
店内飲食とモバイルオーダーを一つの拠点に
いわきエブリアベースでは、客席を備える一方で、開業と同時にモバイルオーダーも導入する。利用者はスマートフォンで商品を事前注文して店頭で受け取ることができ、同社はランチ需要に加え、帰宅途中などに商品を受け取る利用も想定している。
こうした仕組みによって、店内で食事をする利用者と、短時間で商品を受け取りたい利用者の双方に対応できる。飯塚店ではテイクアウト・デリバリーを中心としていたトレーラーハウスが、いわき店では飲食と受け取りを組み合わせた店舗へと役割を広げる形だ。
出店場所によって客席の有無や注文方法を変えられれば、同じトレーラーハウス型でも地域ごとの利用状況に合わせた展開がしやすくなる。いわき店で客席付きモデルがどのように利用されるかは、今後ほかの地域へ同型店舗を広げる際の一つの判断要素になりそうだ。
約140店舗の次に狙う「出店できなかった場所」
ゴーゴーカレーは国内外で約140店舗を展開しており、既存の店舗網にトレーラーハウス型を加えることで、従来は店舗区画を確保しづらかった場所にも出店先を広げようとしている。店舗数を増やすという量的な拡大に加え、出店可能な立地そのものを広げる動きと見ることができる。
開業に合わせ、8月12日はカレーメニューの注文者にトッピングサービス券5枚綴りを数量限定で配布し、13日から17日までは1枚を進呈する。いずれも予定数に達し次第終了する。
テイクアウト・デリバリー専門として始まった飯塚店から約半年で、客席とモバイルオーダーを備えたいわき店へと機能を拡張した。今後、同様の方式が商業施設の駐車場やロードサイド、遊休スペースなどへ広がれば、ゴーゴーカレーの出店戦略は「どの地域に出すか」から「従来使えなかった場所をどう店舗化するか」へと、さらに幅を広げることになりそうだ。
公式発表:ゴーゴーカレー

コメント