
スクリーン7を改修、11月27日にIMAXレーザー始動
TOHOシネマズは2026年9月3日、TOHOシネマズ日本橋のスクリーン7にIMAXレーザーを導入すると発表した。11月27日から上映を始め、同社のIMAX導入劇場は全国15館、東京都内では新宿、日比谷、立川立飛に続く4館となる。改修工事に伴い、スクリーン7は9月8日から11月26日まで休館する。
最大スクリーンを改修、TCXとIMAXを使い分け
TOHOシネマズ日本橋は、コレド室町2の3階に位置する9スクリーン・1,750席の映画館だ。改修対象のスクリーン7は402席と車いす用2席を備え、スクリーンサイズは横18.7メートル、縦7.9メートル。現在はTOHOシネマズ独自の大型スクリーン規格「TCX」を採用する、同館最大の上映室として運用されている。
スクリーン7の音響は現在、デジタル5.1ch・7.1chに対応している。改修後は4Kレーザー投影と12chサウンドを組み合わせたIMAX仕様となり、映像の明るさやコントラスト、色彩表現に加えて音響環境も刷新される。同館のスクリーン8にはTCXとドルビーアトモスが導入されており、11月以降はIMAXレーザーとTCX・ドルビーアトモスを別々の上映室で運用し、作品の仕様に応じて編成できる。
導入後の上映予定作品には、11月3日公開の『ゴジラ-0.0』と、12月18日公開の『デューン 砂の惑星 PART3』が挙げられた。『ゴジラ-0.0』はIMAXレーザーの稼働より先に公開されるため、日本橋では11月27日以降に上映される予定だ。
2025年の契約から段階的に上映網を拡大
日本橋への導入は、TOHOシネマズとIMAX Corporationが2025年4月に締結した6劇場へのIMAXシアター導入契約に基づく。契約対象は日本橋、日比谷、赤池、宇都宮、ファボーレ富山、モレラ岐阜で、日比谷に2つ目のIMAXシアターを設ける計画も盛り込まれた。同社は当時、契約した設備の稼働後に全国14劇場・15シアターを展開する計画を示していた。
契約対象外では、2026年6月に京都のTOHOシネマズ二条へIMAXレーザーを導入しており、都市部と郊外の双方で上映網を広げている。IMAXによると、日本は2024年のIMAX興行収入で世界3位の市場となり、国内で興行収入が多かった上位4館のうち3館をTOHOシネマズが運営していた。こうした既存館の実績を背景に、両社は新たな地域への導入を進めている。
邦画のIMAX対応が設備拡大を後押し
IMAX Corporationが公表した2025年の通期決算では、世界興行収入が前年比40%増の12億8,000万ドルとなり、過去最高を更新した。各国の現地語作品による興行収入も4億500万ドルに達し、従来の年間記録を66%上回った。日本の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』も年間上位5作品に入り、ハリウッド作品を中心としてきたIMAX市場で、各国の映画やアニメが占める役割が大きくなっている。
その変化は、日本橋で予定される初期の上映作品にも表れている。『ゴジラ-0.0』は邦画として初めて「Filmed For IMAX」プログラムを採用し、制作段階からIMAXと連携して拡張アスペクト比や専用のサウンドミックス、映像処理を生かせるよう設計された。『デューン 砂の惑星 PART3』も、IMAXが公表した2026年の「Filmed For IMAX」作品に含まれる。
TOHOシネマズは2025年の契約時、日本映画やアニメをIMAXで上映する機会が増えていることを導入拡大の理由に挙げていた。TOHOが製作・配給する『ゴジラ-0.0』の公開時期に合わせて日本橋を開業する計画からも、作品展開と映画館設備を連動させる姿勢がうかがえる。11月27日の稼働後、邦画やアニメを含むIMAX対応作品が継続的に編成されれば、日本橋は日比谷や新宿と並ぶ都心のプレミアム上映拠点として利用を広げそうだ。
公式発表:TOHO シネマズ

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