
セイレーンが走る入場者特典、8月22日から
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』で、入場者特典第3弾となるプルバックカー「ごきげんセイレーン♪」が2026年8月22日から配布される。ちいかわ、ハチワレ、うさぎをそれぞれ背中に乗せたセイレーンの全3種類が用意され、いずれか1個がランダムで渡される。
プルバックカーは後ろに引いて手を離すとセイレーンが走り出す仕組みで、劇中に登場するキャラクターの動きを玩具のギミックに落とし込んだ。キャラクターを描いたグッズとは異なり、実際に動かして遊べる仕様としたことで、映画本編との結びつきも分かりやすい特典となっている。
フィギュア、シールを経て「動く玩具」へ
映画では、公開日の7月24日から第1弾として特別デザインの「チャームミニフィギュア」全8種をランダムで配布し、8月8日からは第2弾「ボンボンドロップシール」に切り替えた。第2弾には、ちいかわたちに加えて「びんよよ」や「人魚のウロコ」など、映画の物語と結びつくモチーフも盛り込まれている。
第1弾がキャラクターを立体化したミニフィギュア、第2弾が劇中要素を広く盛り込んだシールだったのに対し、第3弾では物語の中心に関わるセイレーンそのものを動かせる玩具として採用した。特典の形態を段階的に変えながら作品世界との接点を広げており、第2弾が8月21日で終了した翌日から第3弾へ切り替わる。

好調なスタートの裏で特典への関心も過熱
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は7月24日に全国447館で公開され、公開3日間で興行収入22.4億円、観客動員150万人を記録した。その後も公開7日間で興収33.3億円、動員228万人に達しており、『ちいかわ』初の映画作品として公開直後から多くの観客を集めた。
映画本編への関心とともに、入場者特典にも早い段階から注目が集まった。第1弾のチャームミニフィギュアは公開初日からフリマサイトへの出品が確認され、転売をめぐるファンの反応も報じられている。第3弾も全3種からランダムで1個を配布する仕組みとなるため、特典そのものへの注目度が再び高まる可能性がある。
ただ、ランダム配布は収集性を高める一方、劇場では特典の転売や館内での交換を控えるよう案内する動きもみられる。映画のヒットと特典人気が並行して続くなか、第3弾の投入は公開から約1カ月を迎える作品への関心をつなぐ施策としても注目される。

「セイレーン編」の核心を特典にも反映
本作は、原作の長編エピソードとして知られる「セイレーン編」をベースにした『ちいかわ』初の映画作品で、ちいかわ、ハチワレ、うさぎたちが「人魚の島」を訪れ、島民を襲うセイレーンをめぐる出来事に巻き込まれていく。物語の重要な存在であるセイレーンを第3弾の主役に据えたことで、特典と映画本編の関係はより直接的になった。
公開初期のキャラクター中心のミニフィギュアから、劇中モチーフを集めたシール、そしてセイレーンのプルバックカーへと移った流れを見ると、特典も公開時期に合わせて映画の物語へ踏み込む構成になっている。公開約1カ月後に投入される第3弾が、すでに鑑賞したファンを含めて作品への関心をどこまで維持できるかも、今後の興行を見るうえで一つの注目点となる。
第3弾は本作の上映館でシアター入場時に1人1個を配布し、同じ上映回の座席指定券を複数枚持っている場合も受け取れるのは1個まで。全3種類から選択することはできず、各劇場で予定数に達し次第、配布を終了する。第1弾から特典への関心が高まってきただけに、数量限定となる第3弾も配布開始後の動向が注目されそうだ。

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