
Google Store 表参道が8月13日に開業
Googleは2026年8月13日、東京・表参道に米国外初となる直営旗艦店「Google Store 表参道」をオープンした。開業記念イベントには中条あやみ、King & Princeの永瀬廉、髙橋海人が登場し、新たな旗艦店の開業を祝った。
店舗は東急プラザ表参道「オモカド」に構え、Google Pixelを中心とするハードウェアの販売やGeminiなどのAI体験、購入後のサポートを一体的に提供する。Googleが海外初の旗艦店として日本を選んだ背景には、2001年に同社初の米国外オフィスを東京に開設して以来、四半世紀にわたって事業を展開してきた経緯がある。
2026年はGoogleの日本進出25周年にあたり、海外オフィスに続き、直営店の海外展開でも東京が最初の市場となった。表参道への出店は、新たな販売チャネルの開設という意味に加え、Googleが日本の利用者と直接向き合う場を広げる動きとしても注目される。
PixelとGeminiを一体で訴求
Google Store 表参道では、Google PixelスマートフォンやPixel Watch、Google Homeなどを実際に手に取って体験・購入でき、Google Storeオンラインで注文した商品の店頭受け取りにも対応する。オンラインと実店舗を連携させることで、購入方法の選択肢を広げる。
店内ではGeminiをはじめとするAI機能を実際の端末上で試せるほか、専任スタッフによるPixelの初期設定やトラブル相談、店頭修理などのサポートも提供する。製品やサービスの活用方法を学べるワークショップも予定されており、購入前の体験から購入後の利用までを店舗内でつなぐ構成となっている。
こうした店舗設計からは、Googleが表参道店を単なる端末販売の場としてではなく、PixelとGeminiを一つの体験として伝える拠点に位置付けていることが読み取れる。生成AIをめぐる競争が激しくなる中、機能の説明だけでは伝わりにくいAIの使い勝手を、実際のデバイスを通じて示せることは、直営店を持つ大きな利点になりそうだ。
Pixel 11発表と重なった開業日
開業日の8月13日は、新型スマートフォン「Pixel 11」シリーズの発表日とも重なった。新製品の投入と海外初の旗艦店開業を同じタイミングに合わせたことで、Google Store 表参道はPixel 11を直接体験できる場としても存在感を高めることになる。
さらに、出店先となった表参道・原宿周辺にはApple 表参道やGalaxy Harajukuなど、主要スマートフォンブランドの体験型店舗が集まっている。Googleの旗艦店が加わったことで、各社がハードウェアだけでなく、AIやサービスを含めた総合的な利用体験をリアルな店舗で訴求する構図がより鮮明になった。
スマートフォン市場では、カメラ性能や端末スペックに加え、生成AIをどのように日常利用へ落とし込むかが競争軸の一つになっている。Googleにとって表参道店は、Pixelの新製品を展示するショールームという役割にとどまらず、Geminiを含む自社のAI戦略を消費者へ直接伝える場として重要性を増していくとみられる。
日本での成果が次の店舗戦略を左右
表参道への出店発表後には、実店舗の開業を歓迎する声に加え、東京以外への展開を期待する反応も報じられた。Google Storeはこれまで米国内を中心に展開してきたため、海外初となる表参道店がどの程度利用者を呼び込み、販売やサポート、ブランド体験の面で成果を上げるかは、今後の店舗戦略を見るうえでも重要になる。
Googleにとって、実店舗は製品を販売する場所であると同時に、利用者の反応や相談内容を直接把握できる接点でもある。オンライン上の購買データでは捉えにくい声を蓄積できれば、ハードウェアやAIサービスの改善にもつながる可能性があり、海外初の店舗を日本に置いた意味は販売面だけでは測れない。
日本進出25周年の節目に開業したGoogle Store 表参道が定着すれば、次に焦点となるのは国内での店舗拡大と、米国外での展開だ。PixelとGeminiを軸としたリアル店舗のモデルが日本市場でどこまで受け入れられるかは、Googleが今後、消費者との接点をどのように広げていくかを見るうえでも注目される。
公式発表:Google Japan Blog

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