
『デイヴ・ザ・ダイバー』スマホ版、9月17日にグローバル配信
ネクソン傘下のMINTROCKETが開発する海洋アドベンチャーゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』のスマートフォン版が、2026年9月17日にグローバル配信される。iOSとAndroidに対応し、App StoreとGoogle Playでは事前登録を受け付けている。
本作は、昼に海へ潜って魚や素材を集め、夜は寿司店を経営する「ハイブリッド・海洋アドベンチャー」として展開されてきたタイトルで、PCや家庭用ゲーム機で築いたユーザー基盤をスマートフォンへ広げる形となる。2026年2月には中国でPC版とモバイル版を先行投入しており、今回の発表によって世界市場への展開時期が正式に定まった。
中国ではPC版とモバイル版を合わせた事前予約数が150万件を突破し、TapTapの事前予約ランキングでも1位を記録した。先行市場で一定の関心を集めた後にグローバル版へ移る流れは、MINTROCKETが既存IPの展開先としてモバイル市場を本格的に組み込んでいく動きとしても注目される。
探索と経営を一つの循環に組み込むゲーム設計
ゲームでは主人公のデイヴを操作して神秘的な「ブルーホール」に潜り、魚やさまざまな海洋生物を捕獲する。ダイビングギアを強化することで探索できる海域や潜水時間が広がり、より深い場所で得た魚介が夜の寿司店経営へとつながっていく。
夜は昼に確保した魚介を料理として客に提供し、店舗運営で得た収益を再び装備の強化に回す。この「探索で資源を得る→店で収益化する→その収益で次の探索を拡張する」という循環によって、海洋アドベンチャーと経営ゲームという異なる要素が一つのゲームサイクルとして成立している。
ブルーホールには200種類を超える海洋生物が登場し、メインストーリーやサイドコンテンツも用意されている。ドット絵を取り入れたキャラクター表現と3Dの海中環境を組み合わせたビジュアルも含め、複数ジャンルを横断しながらテンポを崩さない設計が、本作の評価を支えてきた要因の一つとみられる。
PC発のヒット作、中国モバイル版を経て次の市場へ
『デイヴ・ザ・ダイバー』は2023年6月にPC向け正式版を発売し、その後Nintendo SwitchやPlayStationなどへ対応プラットフォームを広げた。PC版とNintendo Switch版は2024年時点で世界累計販売300万本を突破しており、インディー色の強いタイトルながら複数プラットフォームで商業的な実績を積み上げてきた。
その延長線上に位置するのが、2026年2月の中国におけるPC版とモバイル版の同時展開だ。PC・コンソールで支持を確立した後に中国市場でスマートフォン版を先行投入し、約半年を経て世界配信へ移行する展開からは、既存IPを一度に全市場へ投入するのではなく、市場ごとに段階を踏んで拡張している姿勢が読み取れる。
海外コミュニティではモバイル移植を歓迎する声がみられる一方、スマートフォン上での操作性やコントローラー対応への関心も出ている。PCやコンソールで支持されたゲームテンポをモバイル環境でどこまで違和感なく再現できるかは、単純な対応機種拡大以上に、グローバル版の評価を左右する要素になりそうだ。
DLCもローンチ時から展開、スマホ版を新たな入口に
スマートフォン版はPC版をベースにした完全移植版として提供され、序盤を無料でプレイした後、製品版を購入して本編を楽しむ方式を採用する。さらにローンチ時から「DREDGE」や「In the Jungle」を含む人気DLCも提供される予定で、新規ユーザーが本編と追加コンテンツを同じプラットフォーム上で追える構成となる。
なかでも「In the Jungle」は、従来の海洋探索から舞台を広げ、ジャングルや淡水環境、新たなレストランなどを追加するコンテンツだ。長期的に拡張されてきた作品群をモバイル版の開始時点から取り込むことで、スマートフォンを単なる移植先ではなく、既存コンテンツをまとめて届ける新たな入口として位置付ける狙いもうかがえる。
PCからコンソール、中国でのモバイル展開へと段階的に市場を広げてきた『デイヴ・ザ・ダイバー』にとって、9月17日のグローバル配信は対応端末の追加にとどまらず、IPの接点を世界のスマートフォンユーザーへ広げる節目となる。中国で集めた事前予約の勢いを他地域でも維持できるか、そしてモバイル版が既存ファンの遊び方を広げると同時に、新規層の取り込みにつながるかが今後の焦点となりそうだ。
公式発表:ネクソン PR TIMES

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