
Switch 2やPS5、PCなどで発売へ
1995年にスーパーファミコン向けに発売されたアクションRPG『天地創造』が、2027年初頭に家庭用ゲーム機とPC向けに復刻される。Clear River Gamesが8月24日、スクウェア・エニックスとの協力のもと、レトロゲームショーケース「Pixel Arcadia – The Future of Retro」で発表した。
対応機種はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、PC(Steam、GOG)。デジタル版とパッケージ版の展開が予定されており、SteamではClear River Games Developmentが開発元、Clear River Games ABとLimited Run Gamesがパブリッシャーとして登録されている。
『天地創造』はエニックスから発売され、クインテットが開発したアクションRPGだ。地球内部の世界「地裏」で暮らす少年アークが、失われた大地や生命を蘇らせる旅へ向かう物語で、見下ろし型のフィールド探索とリアルタイム戦闘を組み合わせながら、生命の誕生や文明の発展を描いている。

発売以来再リリースされず、復活求める署名は1万2000筆超
『天地創造』は『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』と合わせて「クインテット三部作」とも呼ばれる。日本でスーパーファミコン向けに発売された後、欧州では『Terranigma』として展開されたが、1995年の発売以降、他機種への移植やリメイクは実現してこなかった。
こうした状況の中、2021年7月にはファン有志が現行プラットフォームでのアーカイブ配信を求めるオンライン署名を開始した。原作で美術やキャラクターデザインを担当した藤原カムイ氏と、音楽を手がけた小林美代子氏も活動に協力し、最終的に国内外から1万2181筆が集まった。今回の復刻との直接的な因果関係は示されていないものの、作品を現在のゲーム環境で遊びたいという需要が、以前から具体的な数字として表れていたことになる。
さらに、正式発表を控えた8月18日には、Clear River Gamesが「It's time to wake up.」というメッセージを添えたティザー映像を公開し、『天地創造』との関連が注目されていた。長年の復活要望に加え、発表直前の予告を経て正式発表に至ったことで、今回の復刻は30年以上続いた空白を埋める展開として位置付けられる。

藤原カムイ氏ら原作スタッフも制作に参加
復刻版では、原作に携わったクリエイターも再び制作に加わる。藤原カムイ氏は新たなキーアートやゲーム内デザインを手がけるほか、制作へのフィードバックも担当する。音楽面では、小林美代子氏と曳地正則氏が原作楽曲の一部を新たにアレンジする。
新バージョンは原作のピクセルアートやゲーム性を基盤としつつ、複数のアップグレードや調整、ボーナス要素を追加する方針だ。原作の表現や基本構成を引き継ぎながら、現在のゲーム環境で遊べる作品として再構成されることになる。
また、2021年の署名活動にも関わった原作クリエイターが、今回の正式な復刻版にも参加する点は経緯を考える上で重要だ。単純な再配信にとどめず、当時の制作陣による新規アートや楽曲アレンジを盛り込むことで、原作との連続性を保った復刻を目指していることがうかがえる。

30年以上の空白を経て幅広い世代へ
今回の復刻では、Nintendo Switch 2からPlayStation 4、PCまで幅広いプラットフォームを対象とし、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語への対応も予定されている。原作を遊んだ世代が再び作品に触れられる環境が整う一方、1995年の発売時には接点がなかった世代や地域にも作品が届くことになる。
特に、原作が欧州で『Terranigma』として発売され、2021年の署名活動にも海外から参加が集まっていた経緯を踏まえると、今回の複数言語・複数プラットフォーム展開は、国内外の既存ファンと新規ユーザーの双方を視野に入れた再展開とみられる。
2027年初頭の発売に向けては、アップグレードやボーナス要素、各機種向けの調整内容などが今後の焦点となる。長期間にわたって再リリースされてこなかった『天地創造』が、原作クリエイターの参加を得ながらどのような形で現行環境へ再構築されるのか、今後の続報が注目される。
公式発表:Steam

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