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『キングダム ハーツ IV』2027年後期へ 4年越しに見えた発売への道筋、『リメンバー・ミー』も参戦

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『KINGDOM HEARTS IV』の発売時期が2027年後期に決定

スクウェア・エニックスは、米国現地時間2026年8月15日に開催された「D23:アルティメット・ディズニーファン・イベント 2026」で、『KINGDOM HEARTS IV』を2027年後期に発売すると発表した。最新トレーラーでは、ディズニー&ピクサー映画『リメンバー・ミー』の世界が新たな旅の舞台として公開され、2022年の初報以降、長く具体化を待たれてきたナンバリング最新作が発売に向けて大きく動いた。

対応機種はNintendo Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S、XBOX ON PC、Steam、Epic Games Store。2027年はシリーズ25周年に当たり、節目の年に最新作が投入されることで、作品単体の発売に加えてシリーズ全体の展開にも注目が集まる。

『KINGDOM HEARTS IV』は発表から4年以上にわたり発売時期が示されてこなかったため、今回の「2027年後期」という時期の明示は、新ワールドの公開と並ぶ大きなニュースとなった。長期間続いていた不透明感が薄れ、開発が発売を見据えた段階へ進んだことを印象付ける発表といえる。


トレーラー画像
画像:スクウェア・エニックス

約4年を経て本格化した『KH4』の情報公開

『KINGDOM HEARTS IV』は、シリーズ20周年を迎えた2022年4月に初公開された。当時は、現代都市を思わせる「クァッドラトゥム」と新たな姿のソラが強い印象を残した一方、その後は大型の続報が限られ、作品の具体像が見えにくい期間が続いた。2025年5月にスクウェア・エニックスが開発中のゲーム画面を公開したことで、ようやく開発状況が再び表に出始めた。

情報公開の流れが明確に変わったのは2026年6月で、Nintendo Directを通じて久々となる本格的なゲームプレイ映像が披露された。巨大なハートレスと戦うソラ、新システム「ビルド」、Nintendo Switch 2を含む対応プラットフォームなどが一度に示され、2022年の初報で世界観を提示した段階から、実際の遊びを見せる段階へ情報公開の軸が移った。

同じ時期には、オーストラリアの一部小売店の商品ページに「2027年発売予定」とする表記が一時掲載され、海外を中心に発売年への関心が高まった。後に記載は削除されたものの、D23で2027年後期が正式に示されたことで、数カ月前から浮上していた発売年を巡る観測にも区切りが付いた。


トレーラー画像
画像:スクウェア・エニックス

『リメンバー・ミー』参戦、物語との親和性にも注目

物語は、主人公ソラが現代の東京と似ているようで異なる世界「クァッドラトゥム」で目を覚まし、元の世界へ戻る方法を探すところから始まる。最新トレーラーでは、その先に待つ新たな旅の舞台として『リメンバー・ミー』の世界が公開され、映画の主人公ミゲルやヘクターらの姿も確認できる。

映像には、色彩豊かな死者の国を進むソラや、ヘクターと協力して繰り出すアクション、キーブレードを利用した移動シーンなどが収められている。『KINGDOM HEARTS III』では『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』といったピクサー作品が本格的に採用されており、『リメンバー・ミー』の登場は、その方向性が最新作でも受け継がれることを示している。

さらに、『リメンバー・ミー』が中心に据えた家族や記憶、人とのつながりは、「心」を物語の根幹としてきた「キングダム ハーツ」と重なるテーマでもある。映画の舞台を再現するだけのコラボレーションに終わらず、その物語性がソラの新たな旅とどこまで結び付くのかは、今作のシナリオを読み解く上で注目すべき点になりそうだ。


トレーラー画像
画像:スクウェア・エニックス

新システム「ビルド」で広がるバトル

戦闘では、簡単な操作から攻撃や魔法を組み合わせるシリーズ従来のアクションを受け継ぎつつ、新システム「ビルド」が導入される。スクウェア・エニックスは、これによって戦い方の幅がさらに広がるとしており、種類ごとに異なるアクションを備えたキーブレードと組み合わせることで、戦闘の選択肢を増やす要素として位置付けられている。

2026年に公開された映像では、クァッドラトゥムの高層建築を利用した立体的な移動や巨大な敵との戦闘も確認できる。2022年の初報が新たな世界観や物語の雰囲気を伝えることに重点を置いていたのに対し、直近の映像はプレイヤーが実際にどう動き、どう戦うのかを示す内容へ比重を移しており、ゲームとしての輪郭が徐々に明確になってきた。

そのため、今後の評価軸になるのは「ビルド」が従来作のフォームチェンジやキーブレードアクションとどのような違いを生み出すかだろう。シリーズ特有のスピード感や爽快感を維持しながら、新作としてどこまで戦闘体験を更新できるかが、発売前の注目点のひとつになる。


トレーラー画像
画像:スクウェア・エニックス

発売時期の明示に安堵、長期開発を意識する声も

2027年後期という発売時期が示されたことで、ファンコミュニティでは長く待たれてきた作品の発売年が定まったことを歓迎する反応が見られた。一方で、シリーズは過去にも正式発表から発売まで長い時間を要しており、予定通りの発売を望む声が上がる背景には、こうした過去の経緯もある。

前作『KINGDOM HEARTS III』は2013年の正式発表から2019年の発売まで約6年を要した。『KINGDOM HEARTS IV』も2022年の初報から2027年後期まで約5年半となるため、シリーズを追うファンにとっては、ゲーム内容と同じように開発スケジュールそのものが関心事になっている。

ただ、直近の情報公開を見ると、2025年の開発画面、2026年6月のゲームプレイ映像、8月の発売時期発表と続報の間隔は短くなっている。長い情報空白を経て公開ペースが変化したことは、2027年の発売へ向けたプロモーションと開発情報の発信が本格化していることを示す動きとして捉えられる。


25周年でゲームとアニメを軸に新展開

「キングダム ハーツ」シリーズは2002年3月の第1作発売から2027年で25周年を迎え、2026年3月末時点のシリーズ累計出荷・販売本数は全世界で3900万本を超えている。長期シリーズとして築いてきた規模を背景に、25周年ではナンバリング最新作を中心とした新たな展開が進むことになる。

D23では、シリーズ初となるアニメーションシリーズ『キングダム ハーツ(仮題)』の制作も発表され、Disney+での配信が予定されている。ゲーム最新作と映像作品を同じ節目の時期に展開することで、既存ファンへの新作供給に加え、「キングダム ハーツ」という作品世界を異なる媒体へ広げる動きも本格化する。

2022年の初報以降、長く全体像が見えにくかった『KINGDOM HEARTS IV』は、2026年に入ってゲームプレイ、新ワールド、対応機種、発売時期と主要情報が相次いで公開された。2027年は単に新作が発売される年という位置付けにとどまらず、25年間続いてきたシリーズがゲームと映像の両面から次の展開へ移る節目となりそうだ。


公式発表:スクウェア・エニックス

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