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『ストリートファイター6』新キャラ「アルジュン」10月13日参戦 “灰色体力”を攻めの軸に

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巨体と呼吸法を組み合わせた“ステゴロヨガ”

カプコンは9月8日、『ストリートファイター6』Year 4の追加キャラクター第2弾「アルジュン」のゲームプレイ映像を公開した。10月13日の配信を予定しており、巨体を生かした接近戦に飛び道具や岩の設置を組み込む、独特の戦闘スタイルが明らかになった。

インド出身のアルジュンは、警察官として相棒のカルナと任務にあたっていた人物だ。カルナが何者かに殺害され、その罪を着せられたことで逃亡を余儀なくされた。事件の真相と真犯人を追う元警察官という背景を持ち、開発陣はダークヒーローを意識して設計したと説明している。

素手の肉弾戦とヨガを組み合わせたファイティングスタイルは「ステゴロヨガ」と名付けられた。公開映像では、重量感のある打撃から、呼吸を利用して踏み込む突進技、空気の輪を放つ遠距離攻撃、地面から岩を出現させる設置技へと攻撃を展開している。6月の参戦発表で示された人物像が、具体的なゲームシステムとして形になった。


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画像:カプコン

既存の「灰色体力」を攻撃手段へ

アルジュンの戦術を特徴付けるのが、相手に「リカバリアブルダメージ」を蓄積させる能力だ。体力ゲージに灰色で表示され、時間の経過とともに回復するものの、その前に攻撃を受けると灰色の部分も失われる。アルジュンは複数の必殺技をガードさせた場合にも、この回復可能なダメージを与えられる。

リカバリアブルダメージ自体は『スト6』に以前から存在し、共通の防御行動「ドライブリバーサル」が命中した際にも発生する。相手の攻めを中断する防御手段に付随していた仕組みを、アルジュンは打撃、飛び道具、設置技、コマンド投げを結ぶ攻撃の軸として利用する。新しいゲージを追加せず、既存システムの役割をキャラクター固有の戦術へ広げた設計だ。

『スト6』では、攻撃をガードすると主にドライブゲージが減り、ゲージを失ったバーンアウト状態では防御側のリスクが高まる。アルジュンとの対戦では、ドライブゲージと回復可能な体力を並行して管理する必要が生じる。攻撃を直接受けていない段階でも、次の一撃による体力損失が膨らむため、守る側の距離の取り方や反撃のタイミングにも影響を与えそうだ。


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画像:カプコン

岩とコマンド投げで蓄積分を確定

近距離攻撃の「大義の巨腕」は、強版やOD版をガードされてもアルジュンが先に動き出せるほか、派生技の「追撃」から攻めを継続できる。「息吹の円筒」は使用するボタンの強度によって射出角度が変わる飛び道具で、正面の打撃とは異なる軌道から相手を動かし、リカバリアブルダメージを重ねる役割を担う。

設置技「神気の巨厳」では、ボタンの強度に応じた位置へ巨大な岩を出現させ、入力を続けることで発動のタイミングも遅らせられる。岩は1本に限られ、アルジュンが攻撃を受けると消滅するが、突進技「厳酷な岩肩」で干渉すれば、岩をつかんで振り回す「過剰な正義」へ派生する。設置までの隙を補い、岩を維持した状態で攻撃へ移れるかが、戦術を組み立てるうえで重要になる。

コマンド投げ「鬼気迫る尋問」は単体でリカバリアブルダメージを与え、相手がすでに灰色の体力を抱えている場合は、その部分を通常ダメージとして即座に奪う。打撃を警戒してガードを固めれば投げを受けやすくなり、投げを避けようと動けば打撃が通る危険が高まる。打撃を受けると自動で反撃する防御態勢「不撓の警衛」も備えており、相手の守りを揺さぶりながら蓄積したダメージを確定させる構成となっている。


Year 3から変わる追加キャラクター戦略

Year 4では、アルジュンに先駆けてフィリピン出身の新キャラクター「ヤスミン」が8月3日に配信された。今後は『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズのティファが2027年初頭、『スト6』のワールドツアーに登場したボシュが同年春に順次追加される予定だ。

サガット、C.ヴァイパー、アレックス、イングリッドという過去作品のキャラクターで構成されたYear 3に対し、Year 4ではシリーズ初登場のヤスミンとアルジュン、初のプレイアブル化となるボシュ、外部作品から参戦するティファをそろえた。過去キャラクターの復帰を軸とした展開から、新しい世代のキャラクターと大型コラボを前面に出す構成へ移っている。

開発陣はSummer Game Fest 2026で行われたファミ通.comのインタビューで、『ストリートファイターV』までは35~45歳が中心だった利用者層が、『スト6』では15~25歳を最多とする構成へ変化したと説明した。若いプレイヤーの増加とシリーズの将来的な成長を踏まえて新規キャラクターを増やす方針を示しており、アルジュンはYear 4の方向性を象徴する一人となる。


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画像:カプコン

インド展開を担う新たなヨガ使い

アルジュンの出身地には、『ストリートファイター』を展開する地域を広げる狙いも反映されている。開発陣は同インタビューで、人口が多くデジタル世代も厚いインドで格闘ゲームを広めたいとの考えを明らかにした。フィリピンの格闘ゲームコミュニティを意識してヤスミンを開発したことも説明しており、Year 4の新キャラクターにはアジア地域の利用者層を開拓する役割が与えられている。

シリーズを代表するインド出身のヨガ使いにはダルシムがいる。長い手足や炎、瞬間移動を駆使して距離を保つダルシムに対し、アルジュンは巨体を生かした接近戦と岩の設置、灰色体力の蓄積を軸とする。同じヨガをモチーフにしながら戦術と人物像を分けることで、既存キャラクターとの重複を抑え、インド出身ファイターの幅を広げた。

配信後は、ガードの上から蓄積できるダメージ量や回復までの猶予、岩を設置して攻めへ移るまでの安全性が評価を分けそうだ。強版やOD版の必殺技から継続する攻めが実戦でどこまで機能するかも焦点となる。アルジュンが競技シーンを含む対戦環境で定着するかは、新キャラクターと地域性を軸にプレイヤー層の拡大を目指すYear 4の展開を占う一つの指標となりそうだ。


公式発表:カプコン PR TIMES

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