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アウラム、金インゴットNFT担保のオンチェーン融資をPoC 価格監視AIも開発

センチメンタルな岩狸

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サムネ


金インゴットを動かさず担保融資を検証

動産デジタル台帳を開発するアウラムは7月6日、金インゴットの所有権NFTを担保に、暗号資産WAVAXを貸し付けるDeFi型オンチェーン・レンディングの技術実証を実施したと発表しました。現物の金インゴットを金庫から動かさず、担保設定、貸付、返済、担保解除までをパブリックブロックチェーン上に記録する内容です。

実証では、100g・純度999.9のデモ用金インゴットを担保資産とし、所有権を記録した「AURAM ASSET NFT」をスマートコントラクト上でロックしました。貸付対象は1 AVAX相当のWAVAX、貸付期間は1日間で、Avalanche Fujiテストネットを使用しています。

WAVAXは実際にオンチェーンで授受されていますが、現物所有権の移転や法的に有効な担保権設定は伴っていません。今回のPoCは、関係法人間で行われた第一段階の技術検証として位置づけられています。


RWA融資で問われる現物資産との接続

RWAのトークン化は、実物資産をブロックチェーン上で表現できる点から注目されています。ただ、金融取引に使う場合は、資産の特定、担保状態の記録、二重担保の防止、第三者検証まで含めた設計が必要です。金インゴットのような動産は、不動産登記のような公的な権利管理制度が基本的に存在しないため、オンチェーン記録と現実の権利関係をどう結び付けるかが課題になります。

アウラムはこの課題に対し、民法第184条の「指図による占有移転」を前提に、所有者の指図と担保権者の承諾をオンチェーンへ記録する仕組みを採用しています。NFTには個体識別ハッシュや担保状態を記録し、原本写真やシリアル番号などの情報は許可制レジストリで管理します。

金を担保にしたRWAは、金価格の上昇や現物資産への関心を背景に注目されやすい領域です。今回のPoCは、所有権NFTを担保に使う流れまで検証した点で、RWAを実際の融資に近づける取り組みといえます。


価格データ異常をAIで監視

アウラムはあわせて、金価格データの異常を監視する自律型AIエージェント「Oracle Guardian Agent」も開発しました。金インゴットを担保に融資を行う場合、価格データの停止や異常値は担保評価に直結するため、価格オラクルの信頼性はオンチェーン融資の安全性を左右します。

同エージェントは、Twelve Dataの金価格とChainlink XAU/USDのオンチェーン価格フィードを突合し、乖離や更新停止を検知した場合に価格確定や売買を自動停止します。停止や再開の判断はルールベースの安全弁で処理し、AIは原因調査や説明生成を担う構成です。

アウラムは7月13日の「AUTON - Agentic Economy Accelerator Program - Demo Day」で本PoCの成果を発表し、今後は資本・経営上の関係を持たない第三者を交えた検証へ進める方針です。


公式発表:アウラム PR TIMES

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