WEB3業界動向

コインチェック、ウォーキングアプリ「ちょこドリ!」と連携 歩行ポイントをビットコインに交換可能に

センチメンタルな岩狸

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サムネ


コインチェックが「ちょこドリ!」との連携を開始

暗号資産取引サービスを運営するコインチェック株式会社は3月5日、株式会社ドリコムが同日に配信を開始した位置情報連動型ウォーキングポイントアプリ「ちょこドリ!」との連携を開始したと発表しました。利用者はアプリ内で獲得したコインをビットコインに交換し、Coincheck口座で受け取れます。

「ちょこドリ!」は、通勤や通学、散歩、旅行といった日常の移動を通じてコインを集められる無料アプリです。iOSとAndroidに対応しており、ビットコインへの交換と受け取りにはCoincheckの口座開設が必要です。

暗号資産を購入するための資金を最初に用意せず、普段の移動やアプリ内の活動からビットコインを保有できるため、暗号資産に触れた経験が少ない利用者にも参加しやすい仕組みとなっています。


3Dマップやミッションを使ってコインを獲得

「ちょこドリ!」には、ドリコムが提供するアプリ開発用マップサービス「AROW」が活用されています。3Dマップや位置情報、施設などを示すPOIデータを組み合わせ、現実の移動とゲーム体験を連動させています。

利用者は歩数やミッションの達成に加え、地図上に配置されたコインを集めることでアプリ内コインを獲得できます。抽選で大量のコインを受け取れる「ジャックポット」や、歩かない時間にもコインを獲得できる「農場」も用意されており、単純な歩数計連動型のポイントサービスよりゲーム性を強めています。

集めたコインはアプリからCoincheck口座を連携することで、ビットコインへ交換できます。独自の暗号資産やNFTを購入して参加する仕組みではなく、日常の活動で貯めたポイントを既存の暗号資産取引サービスを通じてビットコインに替える構成です。


M2Eの要素をポイ活に取り入れたサービス

歩行や運動によって暗号資産やトークンを獲得するサービスは「Move-to-Earn」と呼ばれ、海外ではSTEPNなどが知られています。一方、「ちょこドリ!」ではブロックチェーン上の独自トークンを直接獲得するのではなく、アプリ内コインをCoincheck経由でビットコインへ交換します。

そのため、従来型のMove-to-Earnをそのまま国内へ導入したサービスというより、位置情報ゲームやウォーキングアプリ、ポイ活、暗号資産交換を組み合わせた仕組みといえます。NFTなどの初期購入を必要としない点も、暗号資産市場の価格変動や参入費用を負担に感じていた利用者にとって参加しやすい要素です。

ドリコムは、ゲーム開発や運用で培った知見とコインチェックの暗号資産プラットフォームを組み合わせ、利用者が楽しみながらWeb3に触れられる環境を目指しています。健康習慣や移動を促すアプリとして継続的に利用されるかに加え、獲得できるコインやビットコイン交換までの条件が、利用者の定着を左右することになりそうです。


暗号資産を購入以外の方法で保有する入口に

コインチェックは、アンケートやポイントサービスで獲得したポイントを暗号資産に交換する取り組みを以前から展開しています。「ちょこドリ!」との連携もその一つで、利用者が取引所で日本円を入金して購入する方法とは異なる入口を設けるものです。

歩行や日常の移動から少額のビットコインを保有できれば、暗号資産の価格変動や口座の仕組みを実際に体験する機会につながります。一方で、獲得したビットコインの価値は市場価格によって変動するため、一般的なポイントと同じ価値が維持されるわけではありません。

ウォーキングアプリは継続利用が課題になりやすく、報酬だけに依存すると利用者が離れる可能性もあります。「ちょこドリ!」が位置情報やゲーム機能を通じて日常的な利用を促し、暗号資産に関心を持つ新たな利用者層を広げられるかが注目されます。

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