
三菱UFJ銀行向けに技術アドバイザリー
Datachainは7月7日、三菱UFJ銀行に対し、ステーブルコインを含むオンチェーン金融インフラの技術基盤構築に向けた技術アドバイザリーを開始すると発表しました。同社は2022年からステーブルコイン関連事業、2025年からトークン化預金関連事業を進めており、今回の支援を通じて、銀行領域におけるオンチェーン金融の実現に向けた取り組みを進めます。
オンチェーン金融は、決済や資産移転、記録などをブロックチェーンなどの分散型台帳上で扱う金融領域です。銀行がこの領域を検討する際は、ブロックチェーンとの技術接続に加え、既存システムとの連携、本人確認、法令対応、リスク管理、外部サービスとの接続設計も重要になります。公式発表では、技術面の助言を通じて、Datachainが三菱UFJ銀行の技術基盤検討に関わる形だと説明されています。
ステーブルコインとトークン化預金の技術知見
Datachainは、2018年の創業期からブロックチェーン技術の研究開発を進めてきた企業です。公式発表では、ステーブルコイン、トークン化預金、法人向けWeb3ウォレット、クロスチェーン基盤、プライバシー基盤などの事業を通じて、次世代の金融・決済インフラの社会実装を推進していると説明されています。
ステーブルコインは、法定通貨などに価値を連動させるデジタル資産として、送金や決済の分野で利用が広がっています。トークン化預金は、銀行預金を分散型台帳上で扱う考え方で、銀行の信用や預金制度とデジタル台帳をどう接続するかが論点になります。Datachainがこの2つの領域を事業として進めてきた点は、三菱UFJ銀行向けの技術助言を見るうえでも重要です。
親会社Speee株にも反応
今回の発表を受け、Datachainの親会社であるSpeee株が反応したことも報じられています。みんかぶは、Datachainが三菱UFJ銀行に対してオンチェーン金融インフラの技術基盤構築に向けた技術アドバイザリーを始めると発表したことが、Speee株の刺激につながったと伝えています。
金融機関によるオンチェーン金融の検討は、ステーブルコインやトークン化預金を実際の銀行業務にどう組み込むかという課題と結びついています。技術仕様、運用体制、規制対応を整理しながら進める必要があるため、Datachainの技術アドバイザリーがどの範囲まで関わるかが次の確認点になります。
公式発表:Datachain

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