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CFTC、暗号資産・AI・予測市場を8月20日に集中協議 市場構造と監督体制が焦点

センチメンタルな岩狸

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サムネ


暗号資産・AI・予測市場を横断して協議

米商品先物取引委員会(CFTC)は8月13日、Innovation Advisory Committee(IAC)の初会合を8月20日にワシントンで開催し、暗号資産、人工知能(AI)、予測市場をめぐる政策・規制上の課題を協議すると発表しました。会合は米東部時間午後1時から4時まで開かれ、オンラインでもライブ配信されます。

IACは、技術、法律、政策、金融が交わる複雑な課題についてCFTCに助言する組織で、CoinbaseのBrian Armstrong氏、PolymarketのShayne Coplan氏、KalshiのTarek Mansour氏のほか、Nasdaq、CME Group、Robinhood、Rippleなど金融・暗号資産分野の企業幹部が委員を務めています。今回の会合では、個別市場ごとの課題に加え、新しい金融技術を既存の監督制度へどう組み込むかが横断的な論点となります。


暗号資産では連邦市場構造と規制の分散を議論

暗号資産に関するセッションでは、米国市場の発展と規制の変遷を振り返りながら、包括的な連邦市場構造が整っていないことや、州ごとに異なるライセンス制度によって規制が分散してきた状況を検証します。

さらに、複数の規制当局による管轄の重複や解釈の違いが企業の投資や事業展開に与えた影響を取り上げ、既存の法的権限を活用した規則の近代化についても議論します。そのうえで、将来的な連邦市場構造においてイノベーションを促しながら市場の健全性と顧客保護をどう両立するか、サイバーセキュリティや暗号資産インフラを含めて検討する予定です。


AIでは自律型取引と既存規制の適用が論点

AIを扱うセッションでは、取引、コンプライアンス、市場監視、リスク管理など金融サービス全体で広がる人工知能の活用を取り上げます。なかでも、AIが金融取引を自律的に実行したりポートフォリオを管理したりするエージェント型金融は、従来の市場参加者を前提とした規制制度との関係が新たな論点となっています。

会合では、暗号資産とAIの融合も含め、AIを利用する市場参加者に既存の規制原則をどのように適用するかを検討します。責任あるイノベーションを促すために追加の指針やベストプラクティスが必要かという点も議題となり、AIの導入拡大を前提とした監督のあり方が協議されます。


予測市場では連邦・州の管轄と市場監視を検証

予測市場に関するセッションでは、イベント契約が価格発見や情報集約、リスク管理に利用される市場として成長してきた経緯を踏まえ、新しい技術や市場構造によって利用が広がる中で、どのような監督制度が適切かを議論します。

とくに焦点となるのが、予測市場をめぐる連邦政府と州政府の権限関係です。近年の州レベルでの訴訟や執行措置を踏まえながら、取引所が新しいイベント契約を上場する際の基準、市場監視、不正操作への対応、顧客保護について検討し、イノベーションを維持しつつ規制市場への信頼を確保する枠組みを探ります。


金融イノベーションを横断する監督政策へ

CFTCのMichael S. Selig委員長は、新しい技術や金融商品が市場をどのように変化させているかについて、IACの起業家や専門家と議論する考えを示しています。暗号資産、AI、予測市場はそれぞれ異なる市場ですが、技術進展に対して既存の規制体系をどこまで適用し、どの部分を見直すかという課題では共通しています。

8月20日の会合では、各分野の個別規制に加え、市場構造、監督権限、顧客保護をどのように再設計するかが重要な論点となります。CFTCが今後、会合で得た意見を具体的な規則や政策運営へどのように反映するかが注目されます。


参考資料:CFTC

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