
CircleがArcトークンのプレセールで2.22億ドルを調達
米ステーブルコイン発行企業のCircle Internet Groupは5月11日、2026年第1四半期決算の中で、同社が開発するレイヤー1ブロックチェーン「Arc」のネイティブ資産として構想される「ARC Token」のプレセールで、2億2200万ドルを調達したと発表しました。完全希薄化後のネットワーク評価額は30億ドルとされています。
投資家には、a16z crypto、BlackRock、Intercontinental Exchange、Standard Chartered Ventures、SBI Groupなど13社が参加しました。SBIグループの参加額は、Circleの発表では明らかにされていません。
ArcはUSDC決済を前提にした金融向けL1
Arcは、ステーブルコイン決済やトークン化資産、外国為替、資本市場取引などを想定した、EVM互換のレイヤー1ブロックチェーンです。Arcの公式サイトでは、USDC建ての手数料、1秒未満の決済ファイナリティ、選択式のプライバシー機能、CircleのUSDCやCCTP、Gatewayなどとの統合を特徴として説明しています。
Arcはパブリックテストネットで稼働しており、Circleはメインネット展開前に開発者や金融機関向けの検証環境を整えています。今回のARC Tokenについて、CircleはArc上のガバナンス、セキュリティ、ネットワーク運用を支える可能性があるネイティブな調整資産として説明しています。
SBIとCircleのステーブルコイン連携にも接続
SBIグループは、2023年11月にCircleと日本国内でのUSDC流通、銀行関係、Web3サービス活用に向けたMOUを締結していました。その後、SBI VCトレードは2025年3月4日付で電子決済手段等取引業者の登録を完了し、同月26日からUSDCの一般向け取扱いを開始しています。
今回のArcトークンプレセールへの参加は、SBIグループがUSDCの国内流通だけでなく、Circleが進めるステーブルコイン決済基盤にも関与する動きといえます。ARC Tokenは現時点でローンチ済みの資産ではなく、Circleはローンチ時期、エコシステムでの採用、技術・サイバーセキュリティ、バリデーターやガバナンス、法規制などに関するリスクにも触れています。SBIにとっては、USDCの国内流通に加え、Circleが進めるステーブルコイン決済基盤の形成に早期から関わる位置づけになります。
公式発表:Circle公式サイト

コメント