
ビットコインが5万8100ドル台まで下落
暗号資産ビットコイン(BTC)は6月25日、ドル建てで一時5万8100ドル台まで下落しました。BinanceのBTC/USDT日足データでは、同日の安値は5万8115ドル付近、終値は5万9794ドルでした。一部の海外報道では、ビットコインが一時5万8131ドルまで下落し、2024年9月以来の安値を付けたと伝えられています。LSEGデータを引用した報道でも一時5万8075ドルまで下げたとされており、参照する取引所やデータ提供元によって安値の数値には差があります。
円建てでは、BTC/JPYが6月25日に一時939万円台まで下げたものの、終値は967万円台でした。6月26日から29日にかけても日足終値は950万円台以上を維持しており、ドル建ての下落に比べて円建て価格の下げ幅は相対的に抑えられました。
ETF流出とロング清算が下落要因に
今回の下落には、米現物ビットコインETFからの資金流出や、デリバティブ市場でのロングポジション清算が影響したとみられます。ビットコインが6万ドルを割り込んだことで短期筋の売りが強まり、上昇を見込んだポジションの強制決済が広がりました。海外報道では、暗号資産市場全体で24時間に14億ドル規模の清算が発生し、その多くがロングポジションだったと伝えられています。
株式市場の地合いも重荷になりました。テック株やAI関連株に対する警戒感が強まり、月末・四半期末の資金調整も重なったことで、リスク資産全体に売りが出やすい環境となりました。ビットコインは株式市場のリスク回避に連動して売られる場面があり、今回もその影響を受けた形です。
市場は6万ドル回復と950万円台維持を注視
ビットコインは5万8000ドル台前半まで下げた後、終値ベースでは5万9000ドル台を中心に推移しました。急落後に一定の買い戻しは入ったものの、6万ドル台を明確に回復する動きは限られています。
短期的には、ドル建てで5万8000ドル台前半を再び割り込むか、6万ドル台を回復できるかが市場の確認点になります。日本円で保有・売買する投資家にとっては、BTC/USDの値動きに加え、BTC/JPYが950万円台を維持できるか、為替の動きが価格をどこまで支えるかも重要な確認点になります。

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