
米国初のBNB現物ETFが上場
米資産運用会社VanEckは5月28日、BNB価格へのスポットエクスポージャーを提供する上場投資商品「VanEck BNB ETF(VBNB)」をローンチしたと発表しました。VBNBはナスダックに上場し、米国で初めてBNBの現物価格に連動する投資機会を提供する商品とされています。
BNBは、BNB Chainのネイティブ資産です。VanEckは、BNBについて世界有数のブロックチェーンエコシステムを支える資産と説明しており、VBNBを通じて投資家は従来の証券口座からBNBへのエクスポージャーを得られるようになります。
コールドストレージでBNBを保管
VBNBの持分は、カストディアンのもとでコールドストレージ保管されたBNBによって裏付けられています。VanEckの説明によると、同商品はBNBを直接保有することなく、BNB価格の動きに連動する投資手段を提供することを目的としています。
また、VBNBはローンチ時点ではステーキングを行いません。ただし、VanEckは将来的にスポンサーの判断で、保有するBNBの一部をステーキングする可能性があるとも説明しています。実施する場合も、法務、税務、規制上のリスクを踏まえて判断される見通しです。
BNB Chainの利用拡大を背景に
BNB Chainは、取引手数料の支払いや分散型アプリケーションの利用などにBNBが使われるブロックチェーンエコシステムです。VanEckは商品説明の中で、BNB Chain上のステーブルコイン供給やRWA関連資産、日次アクティブユーザー数などにも触れ、オンチェーン活動の広がりを示しています。
BNBには、ネットワーク手数料の支払いに使われることに加え、供給量を調整するバーン機構もあります。こうした特徴は、BNBが単なる暗号資産取引の対象にとどまらず、ブロックチェーン上の利用と結び付いた資産であることを示す要素といえます。
暗号資産ETFの対象拡大へ
VBNBは、VanEckの暗号資産関連上場商品のラインアップに加わる新商品です。同社はすでに、ビットコインやデジタル資産関連企業に投資するファンドを展開しており、今回のBNB ETFは、米国の暗号資産ETF市場で対象資産が広がる動きとして位置付けられます。今回のVBNB上場により、米国市場でビットコインやイーサリアム以外の主要暗号資産を対象とする現物ETFがどこまで広がるかが注目されます。
公式発表:VanEck

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