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Solana新コンセンサス「Alpenglow」、コミュニティテストクラスターで稼働 メインネット前にバリデータ検証

センチメンタルな岩狸

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サムネ


Alpenglowがコミュニティテストクラスターで稼働

Solana(ソラナ)のコア開発に関わるAnzaは5月11日、同社公式Xで、新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」がコミュニティテストクラスターで稼働していることを発表しました。Alpenglowは、Solanaの合意形成の仕組みを刷新する大型アップグレードとして、2025年に発表されていたプロトコルです。

今回の稼働は、メインネット導入前にバリデータインフラ上で動作を検証する段階です。Anzaは、次のコミュニティクラスターに向けて、より多くのバリデータ運営者の参加を呼びかけています。コンセンサス変更はブロック生成、投票、ファイナリティに直接関わるため、メインネット導入に向けてバリデータやインフラ事業者による検証が重要になります。


Votorでファイナリティ短縮を目指す

Anzaの技術説明とSolana Developer ForumのSIMD-0326によると、Alpenglowは現在のProof of HistoryとTowerBFTを置き換える設計の新しい合意形成プロトコルです。中心となるのは「Votor」と呼ばれる投票・ファイナリティ処理で、ネットワーク状況に応じて1ラウンドまたは2ラウンドの投票でブロック確定を進めます。

現行のTowerBFTでは、ブロックのファイナリティまで12.8秒かかると説明されています。Alpenglowは、シミュレーション上の中央値として約150ミリ秒のファイナリティが示されており、Solana公式のアップグレード資料でも、Alpenglowは150ミリ秒級の確認時間をもたらすものとして説明されています。また、Alpenglowではデータ伝播を担う設計要素として「Rotor」も説明されています。SIMD-0326ではVotor部分を中心に扱い、Rotorは後続の更新で扱う整理です。Votorが投票とファイナリティを担い、Rotorがデータ伝播を担うことで、合意形成の高速化とネットワーク効率の向上を目指す構成です。


メインネット導入へ運用面の検証が続く

コミュニティテストクラスターでの稼働により、バリデータはノード運用、投票処理、ネットワーク遅延、障害時のふるまいを実環境に近い形で確認できます。今回のテストは、メインネット導入に向けた技術面と運用面の検証段階といえます。

アプリ開発者やRPC事業者にとっては、取引の確定時間が短くなることで、UXや入金反映、オンチェーン取引の設計に影響する可能性があります。AlpenglowはSolanaの処理速度に加え、合意形成の安全性や運用コストにも関わる変更であり、今後の本格導入は、テスト結果、クライアント実装、バリデータ側の準備に沿って具体化していく見通しです。


*用語メモ

ファイナリティ:取引やブロックが確定し、巻き戻りにくい状態になること。
TowerBFT:Solanaで使われてきた投票ベースの合意形成の仕組み。
SIMD-0326:Alpenglow導入に関するSolanaの技術提案番号。
Votor:Alpenglowで投票とブロック確定を担う仕組み。
Rotor:Alpenglowでデータ伝播を担う設計要素。SIMD-0326では後続更新で扱う整理。
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