
iM BankがKaia上でステーブルコインPoCを完了
アジア地域のステーブルコイン決済とオンチェーン金融基盤を掲げるレイヤー1ブロックチェーン「Kaia」は5月21日、韓国の地方銀行iM Bankが、Kaiaネットワーク上でウォン建てステーブルコインの技術検証(PoC)を完了したと発表しました。
iM Bankは、韓国・大邱を拠点とする旧DGB大邱銀行を前身とする金融機関です。今回のPoCは、デジタル資産金融インフラ企業OpenAssetと共同で進められ、Kaiaブロックチェーンネットワーク上で専用のウォン建てステーブルコイン「iMKRW」を発行しました。
QR決済から加盟店精算まで実装
検証では、デジタル資産ウォレットサービス「DAGAON」を通じて、韓国ウォンのチャージからQRコード決済、加盟店精算までの流れを実装したとしています。ウォン建てステーブルコインの発行、チャージ、決済、精算、焼却までのライフサイクルを検証した点が特徴です。
パイロット運用は、社内カフェなどの統制された環境で行われました。80件以上のシナリオをエラーなく実行し、システムの安定性を確認したとしています。PoCには、iM BankのAX推進部をはじめとする10以上の主要部署が参加し、アーキテクチャ設計からコンプライアンス検証までを点検しました。
海外送金や地域通貨への展開も視野
iM Bankは今回の成果をもとに、ブロックチェーン基盤の海外送金サービスや、自治体と連携した地域通貨プラットフォームの構築など、後続事業も進める計画です。
Kaiaは、日本円ステーブルコイン「JPYC」のオンボーディングや、KB国民銀行、iM Bankとのウォン建てステーブルコインPoCを通じて、アジア地域でのステーブルコイン決済インフラ構築に関わる事例を増やしています。今回のPoCは、地方銀行がウォン建てステーブルコインを発行し、決済、精算まで実務に近い形で検証した事例として位置づけられます。
韓国で銀行主導のステーブルコイン活用が進む中、Kaiaにとっても金融機関向けの決済・精算基盤としての実装事例を示す内容になります。
公式発表:Kaia PR TIMES

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