
Ethereum USDC保有者の利用導線を拡大
ステーブルコイン決済カード「Slash Card」を提供するSLASH VISION PTE. LTD.は6月25日、同サービスにブリッジ機能を実装したと発表しました。ユーザーは、イーサリアム上のUSDCをSlash Cardアプリ内でソラナネットワーク上のUSDCへブリッジし、カード決済に利用できるようになります。
Slash Cardは、米ドル連動ステーブルコイン「USDC」を決済原資として使えるカードサービスで、これまで低コストで高速なソラナネットワークを基盤に決済導線を提供してきました。一方、USDCはイーサリアム上で保有されるケースも多く、決済に使う前のチェーン移動が利用時の手間になっていました。
今回の対応により、イーサリアム上でUSDCを保有するユーザーは、外部サービスを経由する手順を抑えながら、Slash Cardの決済に必要なソラナUSDCへアプリ内で移行できます。保有しているEthereum USDCを、Slash Cardの決済に使うSolana USDCへアプリ内で移せる点が主な変更点です。
アプリ内ウォレットで入出金とブリッジを操作
新機能では、Slash Cardのアプリ内ウォレットからブリッジ操作を始められます。ウォレット画面トップの「ブリッジ」ボタンのほか、保有しているイーサリアム上のUSDCの横に表示される「ブリッジ可能」ボタンからも手続きできます。
イーサリアム上のUSDCは、ブリッジ機能に加えて入金・出金にも対応します。これにより、イーサリアムUSDCの受け取り、ソラナUSDCへのブリッジ、Slash Cardでの決済までをアプリ内で扱える形になります。
外部のブリッジサイトを使う場合、ユーザーは接続先やネットワーク、送金先を個別に確認する必要があります。Slash Card内で操作できることで、カード決済に使う資産移動の手順をアプリ内で確認しながら進められます。
ステーブルコイン決済の実利用に向けた機能拡張
Slash Cardは、国内外のVisa加盟店での決済に対応するカードサービスとして案内されており、ユーザーは決済のたびにステーブルコインを法定通貨へ交換する手続きを行わず、USDCを決済原資として利用できます。
同サービスは2026年4月に日本国内で発行が開始され、既存のカード決済網とステーブルコインを接続するサービスとして展開されています。加盟店側は通常のカード決済と同様に法定通貨で受け取れるため、ユーザー側の資産管理と店舗側の決済体験を分けた設計になっている点も特徴です。
Ethereum USDCの入出金とアプリ内ブリッジに対応したことで、Slash CardはSolana USDC中心の決済導線に、Ethereum上のUSDCを持つユーザー向けの入口を加えた形になります。

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