
TONからGramへの改称案
Telegramが、The Open Network(TON)のネイティブトークン「Toncoin(TON)」を「Gram(GRAM)」へ改称する提案をTON Voteで行いました。TON Blockchain公式Xも投票開始を告知しており、変更対象はトークン名とティッカーに限られます。
TON Voteに掲載された提案では、Toncoinの名称をGramへ、ティッカーをTONからGRAMへ変更すると説明されています。一方で、ブロックチェーン名は変更されず、引き続きTON / The Open Networkとして維持されます。
提案文では、残高、アドレス、スマートコントラクト、ステーキング、NFT、DeFiポジションなどは変更されず、たとえば「10 TON」は改称後に「10 GRAM」と表示されると説明されています。
交換や請求は不要と説明
TON Voteの提案では、Gramは、Toncoinとして知られてきた既存のネイティブトークンの新しい名称として提案されています。そのため、ユーザーがトークンを交換したり、別の資産を請求したりする必要はありません。
提案文では、ブリッジ、スワップ、請求、変換などの手続きは不要と説明されています。TON Blockchain公式Xでも、GRAMの請求やTONからGRAMへの移行を求めるサイトは不正であり、利用しないよう注意を呼びかけています。
投票期間は1週間、可決後に各サービスで表記変更へ
投票期間は1週間で、投票権は2026年5月31日0時UTC時点のTON残高に基づいて計算されます。投票の選択肢は「For」「Against」「Abstain」で、賛成票が50%を超えた場合に提案が可決されます。
提案が可決された場合、ウォレット、エクスプローラー、取引所、関連パートナーなどは、投票開始から3週間以内をめどに名称とティッカーの表記を更新する計画です。ただし、取引所やウォレットごとに反映時期が異なる可能性があります。
TONとGRAMの表記併存に注意
今回の改称案は、TONエコシステムにおけるネイティブトークンのブランドを整理する動きといえます。TON Voteの提案では、TelegramがTONの開発で主導的な役割を強めていることや、ネットワーク性能の向上を背景に、初期構想で使われていたGramの名称を再び表に出す意義が説明されています。
今後は、TON Voteでの投票結果と、主要ウォレット、取引所、エクスプローラーでの表記変更時期が確認点になります。ユーザー側では、表記変更に便乗した「GRAM請求」や「TON移行」を装う詐欺に注意が必要です。

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