
HashPort・JPYCと連携し、株主優待で最大10万JPYCを付与へ
ビットコインを中心とした財務戦略を進めるメタプラネットは6月24日、HashPortおよびJPYCと連携した株主優待プログラムを発表しました。対象株主に対し、日本円建てステーブルコイン「JPYC」を最大10万JPYC付与する内容で、株主還元に加えて、株主がステーブルコインやWeb3ウォレットを利用する機会を広げる狙いがあるとみられます。
100株以上の個人株主が対象、JPYC EXでの発行手続きが条件
対象は、2026年6月30日時点でメタプラネット株式を100株以上保有する個人株主です。対象株主は、同社の株主ポータルで優待コードを取得したうえで、7月13日から8月31日までにHashPort Wallet内の専用ページから応募します。応募には、HashPort Wallet内でJPYC EXに接続し、10万円相当以上のJPYC発行手続きを完了することが必要です。
優待は先着1,000名の対象株主に対して実施され、1等として3名に10万JPYC、2等として30名に1万JPYCが付与されます。1等と2等に該当しなかった対象者には、3等として1,000JPYCが付与される予定です。ただし、優待を受け取るには、発行した10万JPYC以上を1カ月間、日本円に償還せず保有する必要があります。条件確認後、7月中に発行手続きを完了した株主には9月中旬、8月中に完了した株主には10月中旬をめどにJPYCが付与される見込みです。
株主にJPYC保有とHashPort Wallet利用の体験機会を提供
メタプラネットは、株主優待プログラムを「Wealth」「Health」「Joy」の3テーマで展開する方針を示しており、今回の施策は「Wealth」に位置づけられます。HashPort Walletは、ステーブルコインや暗号資産、NFTなどを管理・利用できるWeb3ウォレットで、今回の優待では、株主が同ウォレットを入口にJPYC関連サービスへ触れる仕組みが採用されています。
JPYCはJPYCが発行する日本円建てステーブルコインで、資金決済法上の電子決済手段に該当します。メタプラネットは、円建てステーブルコインをビットコインと結びつく決済インフラの一つと位置づけており、株主にJPYCを直接保有する機会を提供することで、同社が進めるビットコインを中心とした経済圏づくりとの接点を広げたい考えです。
参加状況が今後の株主優待拡充の手がかりに
メタプラネットは2026年4月、子会社のMetaplanet Venturesを通じてJPYCへ出資しており、今回の株主優待はJPYCとの取り組みをさらに進める施策にもなります。JPYCの発行や保有を条件にした優待は、通常の割引やクーポン型の優待とは異なり、株主が関連サービスを実際に利用する点に特徴があります。
今後は、応募状況や利用者の反応が、同社の株主優待拡充やデジタル資産関連の取り組みを考えるうえで一つの材料になりそうです。
公式発表:メタプラネット

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