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Nyx Foundation、AIエージェント専用Ethereum L2「Eris」開発開始 DeFiの動的リスク検証基盤を構築へ

センチメンタルな岩狸

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サムネ


AIエージェント専用L2「Eris」を開発開始

Ethereumやブロックチェーンの研究開発、形式検証、セキュリティ研究に取り組む一般社団法人Nyx Foundationは5月14日、AIエージェントによる敵対的金融シミュレーションを目的としたEthereum Layer 2「Eris(エリス)」の開発を開始したと発表しました。

Erisは、DeFi(分散型金融)プロトコルの動的な脆弱性や設計上のリスクを、L2、スマートコントラクト、報酬設計を用いて継続的に検証するための環境です。静的な監査だけでは捉えにくい、流動性提供やアービトラージ、清算、オラクル経路などが相互作用する中で生じるリスクを、AIエージェント同士の市場挙動として観測することを目指します。

DeFi事業者は、メインネットと同じツールチェーンで自社コントラクトをErisにデプロイし、自律的に取引や清算などを行うAIエージェント群との相互作用を検証できる設計です。


Agent-only環境とシナリオエンジンを採用

Erisは、AIエージェント同士の相互作用を検証する専用L2として設計されています。認証付きRPCとAgent Registryにより、登録済みAIエージェントのみがトランザクションを発行できるAgent-only環境を採用する予定です。

また、CEX価格乖離、巨大注文、清算インシデント、ステーブルコインのデペッグ、急落イベントなどを意図的に注入するシナリオエンジンも備える計画です。技術スタックはOpStackクローンを想定しており、対象領域にはAMM、レンディング、フラッシュローンなどの基本的なDeFiインフラが含まれます。


ASCON第1回のスポンサー募集も開始

Nyx Foundationは、Eris上で稼働するAIエージェント・コンペティション「ASCON(AI Simulation Competition on Network)」も立ち上げます。第1回ASCONは2026年Q4の開催を予定しており、賞金総額は3万USD、参加目標は100チームです。参加チームの募集は2026年6月以降に順次開始する予定で、5月14日からスポンサーシップの募集を開始しています。

Erisは2026年Q3にOpStackクローンの構築や参照コントラクトのデプロイを進め、2026年Q4に第1回ASCONを開催する計画です。2027年Q1以降は、データセットや論文の公開、次回ASCONの継続開催、AIエージェント関連EIPへの実証フィードバックなどへ展開する予定です。


公式発表:NyxFoundation

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