
日本酒と専用カップを組み合わせ、11月10日発売
京都・伏見の玉乃光酒造は2026年10月5日、「ちいかわ 日本酒とお出汁のだし割りセット」を11月10日に発売すると発表し、公式オンラインショップで予約受付を開始した。価格は4,400円(税込)。ナガノ氏の漫画『ちいかわ』に登場する「くりまんじゅう」が作中で楽しんでいた、日本酒に出汁を合わせる飲み方を自宅で試せる商品だ。
セットには純米吟醸酒180ml、濃縮タイプの「味わいつゆ」150ml、くりまんじゅうを描いただし割り専用カップ1個、レシピ1部が入る。日本酒のアルコール分は15度、精米歩合は60%で、酒とつゆに作り方を示す道具を組み合わせた構成となっている。外箱にも、さまざまなくりまんじゅうの姿や作中のアイテム、印象的な場面を取り入れ、飲食とデザインの両面で作品に結び付けた。
好物の味や晩酌姿を商品化してきた経緯
くりまんじゅうの飲食にまつわる個性は、これまでも商品に取り入れられてきた。バンダイが2026年6月8日に発売した「ちいかわ くりまんじゅうの炙りしめ鯖スナック」は、キャラクターが好む炙りしめ鯖の味を題材にした菓子で、おつまみ風デザインのステッカーが付属する。作品に描かれる食の好みを、購入者が味わえる形にした例だ。
飲食のモチーフはグッズにも広がっている。グレイ・パーカー・サービスが9月24日から10月1日まで販売した「ちいかわ くりまんじゅうだらけくじ」では、ビールを片手に持つぬいぐるみや、「ハーッ…」という表情のフェイスクッション、焼きサンマを題材にしたポシェットなどを展開した。酒や肴を楽しむ姿が、くりまんじゅうらしさを表す商品デザインに使われている。
こうした先行例を踏まえると、玉乃光酒造のセットは、好物の味や晩酌の姿を楽しむ商品展開に、購入者自身が一杯を作る工程を加えたものと捉えられる。実際の日本酒を使うため、成人のファンが作品への親しみを自宅の晩酌につなげられる点に、この企画の位置付けがある。

目盛り付きカップが作り方の目安に
だし割りは、おでんの出汁などを日本酒に合わせる飲み方で、本商品では出汁に代えて濃縮つゆを使用する。専用カップの「お湯ライン」「だしライン」に沿ってお湯と味わいつゆを順番に注ぎ、最後に日本酒を好みの量加える仕組みだ。おでんを調理せずに試せるうえ、つゆとお湯の配分を目盛りで確認できるため、初めて作る際にも手順をつかみやすい。
カップはキャラクターグッズであると同時に、分量を示す道具としても機能する。玉乃光酒造は実際のおでんの出汁を使う方法も紹介しており、付属のつゆで基本の作り方を試した後、自宅の料理に合わせて楽しむ余地もある。酒やつゆを使い終えた後にもカップが残ることは、継続してだし割りを作る際の利点となる。
この飲み方を商品化した玉乃光酒造は1673年創業の酒蔵で、公式サイトでは料理に寄り添う食中酒を重視し、米の旨味が料理を引き立てる酒を「味吟醸」と表現している。出汁と日本酒を組み合わせる企画は、そうした蔵元の方針とも接点がある。作品で知った飲み方を試す入口として、酒とつゆ、器を一緒に用意した商品といえる。

予約時は発売日と到着時期を分けて確認
購入時に押さえたいのは、11月10日の発売に対し、注文ごとにお届け時期が異なることだ。公式商品ページには「11月10~16日にお届け」と「生産後、順次お届け」の区分があり、後者は2027年1月以降になる可能性も案内されている。発売に合わせて楽しみたい場合は、注文する区分のお届け予定を確認する必要がある。
また、4,400円(税込)は日本酒単体の価格ではなく、つゆ、専用カップ、レシピを含むセット価格で、配送先などに応じた送料も確認したい。のし・ラッピングは対象外となるため、贈り物として購入する際は、到着時期に加えて包装の条件も関わってくる。作中の一杯を味わう商品として検討するなら、酒の容量と付属品、お届け予定を合わせて見ることが、購入後の使い方を具体的に考える助けになる。
公式発表:玉乃光酒造 PR TIMES

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