
11月12日発売、本体購入後に3作品から選択
任天堂は2026年10月6日、「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)選べるソフト セット」を11月12日に発売すると発表した。希望小売価格は6万3,980円(税込)で、同梱のダウンロード番号をニンテンドーeショップで入力すると、対象3作品から好きな1本を受け取れる。Nintendo Storeでは予約を受け付けており、全国のゲーム取扱店やオンラインショップでも、準備が整い次第、予約受付を開始する予定だ。
対象は、Switch 2用の『マリオカート ワールド』『Nintendo Switch Sports Resort』と、Switch用の『トモダチコレクション わくわく生活』。ソフトが決まっている従来のセットに対し、新商品では購入後に作品を選べるため、レース、体感スポーツ、住人たちの暮らしを見守るゲームから、実際に遊ぶ人の好みに合わせて最初の1本を決められる。
ソフト分4,000円の設定を維持、個別購入との差は最大4,980円
通常の日本語・国内専用本体は5万9,980円で、新セットとの差額は4,000円となる。対象ソフトのダウンロード版は、『マリオカート ワールド』が8,980円、『トモダチコレクション わくわく生活』が7,100円、『Nintendo Switch Sports Resort』が5,980円。税込の希望小売価格で計算すると、本体とソフトを個別に購入する場合より、それぞれ4,980円、3,100円、1,980円安くなる。
この価格設定は、2025年6月の本体発売時に登場した『マリオカート ワールド』セットを引き継いでいる。当時は通常本体が4万9,980円、同作のセットが5万3,980円で、ソフト分の追加負担は同じ4,000円だった。新セットで同作を選んだ場合、個別購入との差額も当時と変わらないが、本体の値上げを経て、セット自体の購入費用は1万円高くなっている。
したがって、新商品の位置付けは、従来のソフト分の追加負担を保ちながら、その条件を異なるジャンルの3作品へ広げたものと捉えられる。マリオカート以外を遊びたい人にもセット購入の利点が及ぶ一方、個別購入との差額には最大3,000円の開きがある。価格差の大きさと遊びたい作品が一致するとは限らず、購入者は割安さと好みを合わせて選ぶことになる。

値上げ後の普及局面で、Switch用の人気作も入口に
任天堂は2026年5月25日、市場環境の変化と今後のグローバルでの事業性を踏まえ、日本語・国内専用本体を1万円値上げした。古川俊太郎社長は5月の決算説明会で、価格変更が購入時のハードルを一定程度高めるとの認識を示すとともに、魅力的な遊びを提供して普及拡大を目指す考えを説明していた。
その後、8月の決算説明資料では、値上げした国内市場でも本体の実売が引き続き底堅く推移していると報告した。2026年4〜6月のSwitch 2の世界販売台数は382万台で、前年同期比34.4%減となったものの、前年同期には本体発売直後の販売が含まれる。同社は初代Switchの発売2年目と比べても順調な普及状況と評価しており、新セットはこの流れの中で年末商戦に投入される。
普及を支えるソフトの役割を考えるうえでは、Switch用の『トモダチコレクション わくわく生活』を対象に含めた点も重要だ。任天堂は5月の説明会で、同作の利用者の約4割がSwitch 2を所有していると明らかにしていた。旧世代機向け作品が新本体でも遊ばれている実績を踏まえると、今回の組み合わせは、Switch 2専用の新しい遊びに加え、なじみのあるシリーズを入口とする購入にも対応した設計と読める。
固定ソフト型と並ぶ選択肢、贈り物では受け取る側が決める
任天堂は、7月発売の『スプラトゥーン レイダース』セットや、12月4日発売予定の『モンスターハンターワイルズ』セットなど、特定作品と組み合わせる商品も展開している。選択式セットはこれらと並ぶ購入方法となり、年末の贈り物では、贈る側が本体を用意し、受け取る側が作品を決められる。任天堂も公式トピックスでプレゼント用途を案内しており、遊びたいソフトが贈る側に分からない場合にも選びやすい商品といえる。
利用にはニンテンドーアカウントとインターネット接続が必要で、ダウンロード番号の有効期限は2027年3月31日となる。一度引き換えた作品は変更できず、日本語・国内専用本体に連携できるアカウントの国・地域設定も日本に限られるため、贈る際には利用条件も共有したい。今後は、固定ソフト型では購入を決めにくかった層に、この選択の余地が届くかが注目される。値上げ後の年末商戦で、遊ぶ人に合ったソフトを組み合わせる提案が、本体購入をどこまで後押しできるかが問われる。
公式発表:任天堂

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