
『龍が如く』の名場面と新作のビジュアルを衣料品に
FREAK’S STOREを運営するデイトナ・インターナショナルは2026年9月29日、セガの『龍が如く』シリーズと、RGGスタジオの新作『STRANGER THAN HEAVEN』を題材にした衣料品・雑貨を発売すると発表した。『龍が如く』から7型、『STRANGER THAN HEAVEN』から4型をそろえ、同日からFREAK’S STOREの一部店舗と公式オンラインストア「Daytona Park」で販売する。オンラインでの販売開始時刻は正午だ。
『龍が如く』では桐生一馬と真島吾朗をデザインしたTシャツに加え、錦山彰のジップパーカー、作中のおでん屋の場面を用いたスウェットとTシャツを展開する。おでん屋のデザインについて公式商品ページは、『龍が如く0 誓いの場所』で真島吾朗と佐川司が登場する場面を使ったと説明している。キャラクターの肖像を描く商品と物語の一場面を切り取る商品を並べることで、同じシリーズの中でも異なる記憶に触れる構成になった。
『龍が如く』のTシャツは各5,500円、スウェットは6,996円、ジップパーカーは7,997円。蓄光キーホルダーとランダム缶バッジも用意する。これに対して、発売前の『STRANGER THAN HEAVEN』では、主人公・大東真とメインビジュアルをそれぞれ使ったTシャツが各5,500円、刺繍ロゴ入りキャップが4,950円、蓄光キーホルダーが1,980円となる。価格はいずれも税込で、『龍が如く』のキーホルダーは1,980円、缶バッジは550円だ。

前年のセガ65周年企画から、RGGスタジオの二作品へ
両社がセガ作品を衣料品に展開するのは初めてではない。2025年11月にはセガ誕生65周年を記念し、『ソニック』『ぷよぷよ』『龍が如く』などを使った全26アイテムを販売した。桐生一馬や真島吾朗のスウェットもその一部で、前年はセガの幅広い作品群を一つのコレクションとして紹介する企画だった。それから約11カ月を経た今回は対象を二作品に絞り、長年続くシリーズと発売前の新作を同じ売り場に並べる。
その組み合わせをつなぐのは、両作を手がけるRGGスタジオだ。2005年に始まった『龍が如く』には、商品を見れば登場人物や場面を思い出せるファンがいる。一方、2027年1月15日発売予定の『STRANGER THAN HEAVEN』は、主人公・大東真の50年にわたる人生を五つの時代と五つの街を通して描く新作であり、今回の商品では人物やビジュアルを通じて作品の姿を伝えることになる。前年の協業が持つ販売経路を引き継ぎながら、まだ遊べないタイトルにも展開を広げた形だ。

発売前から広がる接点、映画とのコラボも
『STRANGER THAN HEAVEN』には発売前から関心が集まっている。セガは9月3日、全世界でのウィッシュリスト登録数が100万件を超え、発売前のRGGスタジオ作品として過去最多になったと発表した。ウィッシュリストは販売本数を表す数字ではないが、発売を待つ人たちの関心を示す指標の一つだ。FREAK’S STOREの商品は、その関心が高まる時期に店頭へ並ぶ。
新作の商品展開も、今回の協業に先立って動き出していた。セガは9月、東映の『仁義なき戦い』とのコラボレーションを発表し、東京ゲームショウ2026で関連ポスターを販売した。ファッションブランド「glamb」も両作品のコラボアートを使ったTシャツを展開している。映画との結び付きを前面に出したglambの商品に対し、FREAK’S STOREは『STRANGER THAN HEAVEN』の主人公やメインビジュアル、ロゴを使い、作品そのものを衣料品に落とし込んだ。
この違いは、商品を目にする場にも表れる。glambのコラボTシャツは各9,900円でオンライン受注を行い、FREAK’S STOREの新作Tシャツは各5,500円で一部店舗と公式通販に並ぶ。価格や図柄を含めて異なる企画だが、とりわけFREAK’S STOREでは『龍が如く』商品と一緒に扱われるため、既存シリーズを知る人が新作の名前や登場人物に触れる機会にもなる。衣料品がゲームの販売にどう結び付くかは今後の推移を見ていく必要があるものの、発売前の作品を知る経路が増えること自体に、この協業の意味がある。
次は全国体験会、2027年1月に本編発売
販売先として発表された店舗には、池袋PARCO、ルクア大阪メンズ、なんばパークス、札幌ステラプレイス、ルミネ横浜、名古屋PARCO、広島PARCO、アミュプラザ博多などが含まれる。取扱いはFREAK’S STOREの一部店舗に限られ、公式通販のDaytona Parkでも購入できる。
セガは『STRANGER THAN HEAVEN』について、10月11日から全国10都市12会場で体験会を開く予定だ。9月の東京ゲームショウで新情報を公開し、衣料品を店頭に並べた後、各地でゲームに触れられる機会を設ける。来年1月の発売に向けては、既存の『龍が如く』ファンを含む人たちに、新作独自の人物や世界観がどう伝わっていくかが注目される。

コメント