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Hulu×DAZN、月額4,680円のセットプランを10月開始  ポーツ視聴者にドラマ・映画も

サムネ


個別契約より月840円安く、DAZN Standardが対象

Huluを運営する日本テレビホールディングス傘下のHJホールディングスとDAZNは9月25日、両サービスを利用できる「Hulu | DAZN セットプラン」を2026年10月から提供すると発表した。月額料金は税込4,680円。Huluと「DAZN Standard」を個別に契約した場合の合計5,520円より840円、約15.2%安い。

DAZNがJリーグやプロ野球、B.LEAGUE、欧州サッカーなどをライブ中心に配信するのに対し、Huluは映画やドラマ、アニメ、日本テレビ系番組の見逃し配信を幅広く扱う。HuluでもMotoGPをライブ配信しているため、両社の視聴分野は完全に分かれているわけではないが、スポーツ中継を目当てにDAZNを利用する人にとっては、試合のない日に楽しめる作品が加わる。

月840円の差額は、両サービスを12カ月間それぞれ契約した場合と比べると計1万80円になる。ただ、特定の大会やシーズン中にだけDAZNを利用する人は、通年の割引額よりも、観戦期間が終わった後にHuluを含むセットを使い続けるかが料金面の分かれ目となる。


Huluの料金改定と重なる10月、Disney+とのセット販売に続く展開

セットプランの開始時期は、Hulu単独契約の料金改定とも重なる。Huluは10月1日から通常の月額料金を1,026円から1,320円へ引き上げ、対象の月額会員にはレンタル作品や電子コミックなどに使える期間限定ポイントを毎月400ポイント付与する予定だ。このポイントは月額料金から差し引かれるものではなく、単独契約と新たなセット契約の料金を考える際には、見放題以外の作品を利用するかも関わってくる。

Huluは2023年7月にも「Hulu | Disney+ セットプラン」を開始し、当初は個別契約より約26%安い料金を設定した。日本テレビホールディングスは2023年度の報告書で、このプランが会員数の増加につながったと説明している。Disney+との提携が映画やドラマの選択肢を広げたのに対し、DAZNとの組み合わせでは試合の開催日程が加入のきっかけになる。Huluが過去のセット販売を通じて得た利用者との接点を、スポーツ分野へ広げる動きといえる。

両社には、今回の料金プランに先立つ協業もある。発表によると、Huluを含む日本テレビグループとDAZNは、読売ジャイアンツ戦やFIFAワールドカップ2026を通じて連携してきた。DAZN Japanの笹本裕CEOは、同大会で日本テレビグループがプロモーションパートナーを務めたことにも言及している。大会や番組ごとの協力を、利用者が毎月契約するサービスに広げる点で、今回の提携はこれまでと異なる。


スポーツを入口にした加入は、継続利用につながるか

公正取引委員会が2024年に公表した動画配信市場の調査では、複数の有料定額制サービスを並行して利用する消費者が一定数いる一方、サービスを切り替える負担は比較的小さいと分析された。同調査では、スポーツを視聴する人ほどDAZNを新規契約しやすい傾向も示されている。試合が加入のきっかけになりやすいからこそ、セット販売では観戦期間が終わった後の利用が焦点となる。

DAZNで観たい試合をきっかけに加入した人が、Huluのドラマや映画も日常的に観るようになれば、シーズン外にも契約を続ける理由が生まれる。Huluの既存利用者にとっては、スポーツ中継に触れる機会が増える。ただし、そうした利用の広がりは割引額だけで決まるものではなく、観たい大会と作品がどの時期にそろうかにも左右される。両社が今後の協業拡大を掲げるなか、10月以降は新規加入に加え、異なる目的で集まった利用者が両サービスを使い続けるかが注目される。


公式発表:Hulu

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