
『FFVII リベレーション』『ペルソナ4 リバイバル』などが受賞
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は9月20日、「日本ゲーム大賞2026」フューチャー部門の受賞10作品を発表した。対象となったのは、東京ゲームショウ2026で発表・展示された未発売作品で、9月17日から19日まで実施したインターネット投票の結果をもとに、選考委員会が受賞作を決定した。授賞式を報じたGAME Watchによると、選考対象は537作品に上った。
受賞したのは、『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』『GUNDAM ROGUE ORBIT』『Castlevania: Belmont’s Curse』『スーパーダンガンロンパ2×2』『STRANGER THAN HEAVEN』『ファイナルファンタジーVII リベレーション』『ペルソナ4 リバイバル』『魔法少女ノ因習村』『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』の10作品だ。
選考対象は会場で試遊できる作品に限らず、映像展示やオンライン出展、公式出展社番組で発表された未発売作品にも及ぶ。性別や年齢、国籍、居住地、ゲーム経験を問わず1人1回の投票を受け付け、その結果を選考委員会が審査することで、ユーザーの関心と専門的な評価の双方を反映する仕組みとなっている。
人気シリーズを軸にオリジナル作品も存在感
受賞作のうち8作品は既存シリーズやIPを引き継ぐタイトルで、長期シリーズへの根強い期待が表れた。スクウェア・エニックスからは『ファイナルファンタジーVII リベレーション』と『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』、バンダイナムコエンターテインメントからは『ACE COMBAT 8』と『GUNDAM ROGUE ORBIT』が選ばれ、両社がそれぞれ2作品で最多となった。
ただし、既存IPの展開方法は作品ごとに異なる。『ペルソナ4 リバイバル』『スーパーダンガンロンパ2×2』が過去作を新たな映像表現や構成で再設計するのに対し、『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』は、2025年発売の『モンスターハンターワイルズ』を拡張する大型有料コンテンツとして2027年の発売を予定する。リメイクや再構築、シリーズ新作、発売後の大型拡張が同じ部門に並び、確立された作品群を継続的に展開する現在のゲーム市場を映した顔触れとなった。
こうした大型IPが並ぶ中、シリーズ名を冠さない『STRANGER THAN HEAVEN』と『魔法少女ノ因習村』も受賞した。特に『魔法少女ノ因習村』は、世界販売本数50万本を超えた『魔法少女ノ魔女裁判』の制作ブランド「Acacia」が手がける新作ADVで、2026年6月にはSteamウィッシュリストの公開から3日で登録者数3万人を突破している。発表後から積み上げてきた関心が、TGS会期中の一般投票にもつながったとみられる。
前年より受賞社が分散、全10作品がPCに対応
2025年のフューチャー部門では、11作品中4作品をカプコンが占め、『バイオハザード レクイエム』『プラグマタ』『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』などが選ばれた。これに対して2026年は、カプコンが1作品、最多のスクウェア・エニックスとバンダイナムコエンターテインメントも各2作品となり、受賞社の構成は前年より分散している。
対応機種にも変化が見られる。2025年は『Ghost of Yōtei』と『ゼルダ無双 封印戦記』が家庭用ゲーム機のみで展開されたが、2026年の受賞作は10作品すべてがSteamやWindowsなどのPC環境に対応する。さらに9作品がPS5とXbox Series X|S、7作品がSwitchまたはSwitch 2でも展開される予定で、複数のプラットフォームを通じて幅広いユーザーへ届ける方針が受賞ラインアップに強く表れた。
フューチャー部門が映し出すのは、試遊や映像、ステージ発表を通じて形成された発売前の期待だ。受賞作には2027年発売予定や発売時期未定のタイトルも含まれており、今後はTGSで示したゲーム性や企画を製品版へどう落とし込むかが焦点となる。既存シリーズの再構築が新たなユーザー層まで届くのか、オリジナル作品が発売まで関心を維持できるのかによって、今回の受賞が発売後の支持へつながるかが見えてきそうだ。
公式発表:CESA

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