
開始48分で商品化決定、12月13日まで受付
カゴメディアは11月2日、明治の正式ライセンスを受けた「きのこの山ワイヤレスイヤホン Pro」の商品化が決まったと発表した。Makuakeで11月1日正午に応援購入の受付を開始し、48分後に商品化条件の1,000台を達成した。初代が3,500台限定だったのに対し、第二世代は総受注台数に上限を設けず、申し込み数量に応じて生産する。
受付期限は12月13日午後10時で、発送は2027年3月中旬以降に順次始まる予定だ。初代では発売直後に注文が集中して完売したが、今回は期間内の購入希望を受け付けるため、購入機会が広がる。ただし、割引価格には先着数量があり、申し込む枠によって支払額が変わる。
再販要望と限定販売の約束を踏まえ、第二世代を企画
企画は、明治が2023年7月に公式Xで公開した「明治のありそうでなかった雑貨」から始まった。商品化を求める反響を受け、約7カ月の開発を経て2024年3月26日に発売。菓子を模した本体と充電ケース、同時翻訳機能を備え、シリアルナンバー付きの商品として税込2万9,800円で販売された。
初代は約10分で完売し、その後も再販を求める声が寄せられた。カゴメディアによると、明治は当初、3,500台限定という条件で購入した人との約束を理由に再販に慎重だったという。そこで同社は、性能を改良した第二世代について需要を改めて確認する方式を提案し、1,000台の申し込みを商品化の条件に据えた。今回の条件達成によって、初代の販売条件を踏まえて組み立てた復活計画が製造へ進むことになった。
正規品の流通を巡っては、模倣品の問題も生じている。明治は2024年9月、ケースに「meiji」「きのこの山」を記載した模倣品が国内外のサイトで販売され、税関への輸入差止申立てが受理されたと公表した。こうした経緯のある商品で正規の購入機会を確保することは、消費者が販売元を確認して申し込める点でも意味を持つ。カゴメディア代表も取材に対し、受注生産を通じて転売による過度な価格高騰の抑制につなげたいと説明している。

音質や装着感を改良、ケースの待機時間は約3倍に
第二世代となる2027年モデルは、きのこの山を模した外観を引き継ぎ、音質、操作性、装着感、充電ケースの省電力性能を見直した。カゴメディアは、スピーカーの調整によって低音域・高音域の周波数特性と低音域のひずみを改善したと説明しており、比較データは同社の自社測定によるものだ。タッチセンサー用の基板には金メッキを採用し、操作の検知精度も高めたという。
イヤーピースには耳の形に合わせて変形するメモリーフォーム素材を使い、充電ケースの待機可能時間は従来の約26日から約80日へ延長したとしている。初代のAI同時翻訳機能も継承し、方言・アクセントを含めた144に対応する。デザインや翻訳機能を維持しながら、日常的に音楽を聴く際の使い勝手に改良を加えた構成だ。
通常予定価格は初代より6,500円高く、実用面の改良が評価点に
通常販売予定価格は税込3万6,300円で、初代の販売価格を6,500円上回る。割引枠は「超早割」が2,000台限定で3万1,800円、「早割」が2,000台限定で3万3,000円、「ファイナル割」が3,000台限定で3万4,800円となる。初代と同額の2万9,800円で購入できる先着1,000台の枠は、11月2日の公式発表時点で終了した。
販売方式の変更によって、購入希望者は受付期限まで価格と改良内容を検討できる。一方、初代より高い価格設定となったことで、菓子を再現した外観に加え、音質や装着感の改善をどの程度評価するかが購入の分かれ目になると考えられる。商品化条件の早期達成は再販需要の存在を示しており、発送後の使用評価は、第二世代が日常で使うイヤホンとして支持を得られるかを確かめる手掛かりとなる。
公式発表:カゴメディア PR TIMES

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