
NFT関連サービスを手がけるSUSHI TOP MARKETING、五反田JPビルディングで実証
NFT配布・分析サービスを手がけるSUSHI TOP MARKETINGは2026年4月23日、日本郵政不動産が五反田JPビルディングで開催する「五反田マルシェ」で、NFTを活用した来場促進・施設内回遊の実証実験を2回実施したと発表しました。1階のフードホール「五反田食堂」への回遊を促し、イベント参加から店舗利用までの行動をデータとして追う取り組みです。
五反田JPビルディングでは、2025年5月の初開催以降、五反田マルシェを継続して開催しています。日本郵政不動産は五反田食堂を核とした施設活性化を進めており、マルシェへの集客を施設内の飲食利用へどうつなげるかも一つの課題になります。実証ではSUSHI TOP MARKETINGの「トークングラフマーケター」を使い、NFTを参加者の行動を結びつける仕組みとして活用しました。
第1回はデジタルスタンプラリーから五反田食堂へ誘導
第1回は2025年11月28日と29日に実施し、マルシェ出店ブースやInstagram、チラシなど計32スポットを対象にNFTデジタルスタンプラリーを展開しました。スタンプを2個集めると五反田食堂で使える500円クーポンを取得でき、最大3枚まで受け取れる設計です。会場で店舗スタンプを取得した参加者の約5人に1人が、実際に五反田食堂を利用したとしています。
興味深いのは、スタンプラリーの参加人数だけを測る設計にしていない点です。Instagramやチラシへの接触、会場でのNFT取得、五反田食堂での利用を組み合わせ、どの接点から来場や消費につながったのかを追いました。商業施設にとってイベントの集客数は重要ですが、その来場者が施設内でどのように動き、店舗利用まで進んだかを捉えられれば、次回の販促やテナントへの送客施策にもつなげやすくなります。
第2回はクーポン利用率約90%、数字の読み方がポイント
第2回は2026年3月27日と28日に行われ、会場設置のQRコードからアンケートに回答すると、その場でNFTと五反田食堂で使える500円クーポンを受け取れる仕組みに変更しました。アンケート回答者のクーポン利用率は約90%に達し、両回に参加したリピーターも約10%確認されたとしています。
約90%という利用率は目を引きますが、NFTを使えば同程度の成果が得られると一般化するには追加の検証が必要です。第2回は会場でアンケートに回答した参加者へ、その場で同じ施設内の飲食店向けクーポンを渡す導線となっており、利用しやすい条件がそろっています。むしろ注目したいのは、アンケート回答からクーポン取得、店舗利用までを連続した行動として確認できた点です。販促効果を考える際には、クーポン配布数と利用率に加え、どの接点や導線が実際の利用につながったかを見ることが重要になります。
NFT配布から「行動を追える販促」へ
SUSHI TOP MARKETINGの「トークングラフマーケター」は、イベント参加、来場、購買、回遊、特典利用などの行動データを蓄積し、次の施策に活用することを想定したサービスです。五反田での実証でも、NFTは記念品として配布する用途より、Instagram、マルシェ、アンケート、五反田食堂といった複数の接点を結びつける役割を担いました。
NFTを使った販促を見る際には、配布数の大きさより、その後の来店や購入をどこまで確認できるかが重要になりそうです。五反田マルシェの事例では、1回目のスタンプラリーから2回目のアンケート連動施策へ設計を変えながら、施設内回遊やリピーターを含むデータを取得しました。日本郵政不動産が五反田マルシェを継続開催する中、こうした行動データが次回以降のイベント設計や五反田食堂への送客にどう生かされるかが、実証の次の焦点になりそうです。
公式発表:SUSHI TOP MARKETING

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