WEB3業界動向

SBI VCトレードがマツモトの限定優待を支援 119人に総額50万円相当のSOL

サムネ


4月末の株主を対象に今回限定でSOLを進呈

暗号資産交換業を手がけるSBI VCトレードは2026年4月10日、印刷事業などを展開するマツモトの株主優待において、暗号資産ソラナ(SOL)の配布を支援すると発表しました。2026年4月30日時点でマツモト株式を100株以上保有する株主を対象とし、所定の手続きを終えた応募者から抽選で119人にSOLを進呈します。

優待内容は、10万円相当が1人、5万円相当が3人、1万円相当が15人、1,000円相当が100人で、進呈総額は50万円相当です。100株以上を保有する株主全員にSOLが付与される仕組みではなく、保有株数にかかわらず抽選によって当選者を決定します。

マツモトは同年4月6日付の適時開示で、株式の投資魅力を高めるとともに、自社のWeb3事業への理解を株主に深めてもらうことを実施目的に挙げました。2026年4月末を基準日とする今回限りの限定優待であり、継続実施は予定されていません。


口座開設とエントリーが受取条件

応募するには、2026年8月31日23時59分までにSBI VCトレードのVCTRADEサービス口座を開設して維持し、対象株主向けの特設サイトからエントリーを完了する必要があります。すでに同サービスの口座を保有している株主は、新たに開設する必要はありません。

特設サイトのURLやパスワードなどは、対象株主へ2026年7月ごろから郵送される予定です。未成年者と日本非居住者はVCTRADE口座を開設できないため、100株以上を保有していても応募対象にはなりません。

進呈するSOLの数量は、2026年9月30日23時59分時点のSBI VCトレード販売所価格を基準に算定します。抽選に当選した株主には10月上旬ごろに入庫する予定ですが、SOLは価格が変動するため、入庫時の評価額が各当選区分の表示額と一致しない可能性があります。


マツモトの次世代DAT構想とSOL優待を接続

マツモトは1932年創業の総合印刷会社で、卒業アルバムを中心とした事業を展開する一方、2023年2月からWeb3やブロックチェーンを活用した事業に取り組んでいます。2026年1月には、事業収益を子どもや家庭へ還元する仕組みと、活動履歴を記録するデジタル証明基盤を組み合わせた「次世代DAT事業構想」の検討を開始しました。

同構想では、SolanaブロックチェーンとAIを活用し、学習や地域活動などの履歴を改ざんが困難な形で記録する仕組みを研究しています。今回の優待でSOLを採用したことは、株主に暗号資産を配布するキャンペーンにとどまらず、同社が進めるWeb3戦略との接点を株主向けに設ける施策と捉えられます。

暗号資産を採用した株主優待には、SBIホールディングスによるXRPや、ANAPホールディングスによるビットコインの進呈事例があります。マツモトの制度は総額50万円相当を119人へ抽選配布する限定的な規模であり、株主全体への還元効果は限られる可能性があります。施策の意義を検証するには、SOLの受け取りを通じてWeb3事業への理解がどの程度深まり、今後の事業展開へつながるかを見る必要があります。


公式発表:SBI VCトレード

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