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ThreadsがDMにMeta AIを統合 投稿を起点に情報収集までつなぐ

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投稿や画像を共有し、DMでMeta AIに質問

Metaは2026年7月28日、Threadsのダイレクトメッセージ(DM)で、AIアシスタント「Meta AI」と1対1で対話できる機能の提供を開始したと発表した。米国時間では7月27日の発表となり、利用者はThreads上の投稿や画像、動画、リンクなどをMeta AIとのチャットに共有し、内容の要約や用語の説明、関連する話題について質問できる。

Meta AIとの会話はDM内に表示され、利用者本人以外には公開されない。Threadsではニュースやスポーツ、エンターテインメントなど幅広いテーマの投稿がリアルタイムで広がる一方、短い文章や画像だけでは出来事の経緯や前後関係を把握しにくい場面もある。機能追加により、気になった投稿をそのままAIへ送り、情報の背景を確認する流れがアプリ内に組み込まれた。

利用を始めるには、DM画面で「Meta AI(@meta.ai)」を検索して選択する。特定の投稿について質問する場合は、投稿右上のメニューから「Meta AIに聞く」を選ぶか、紙飛行機アイコンを使ってMeta AIとのDMに共有できる。提供対象はiOSとAndroidのモバイルアプリで、Web版は含まれていない。


DM拡張を情報収集機能へ発展

Threadsは2025年に独自のDM機能を導入し、公開投稿を起点とした会話を非公開のメッセージへ移せる環境を整えてきた。その後もグループチャットやWeb版メッセージなどの機能拡張を進めており、Meta AIの導入によって、DMは利用者同士が交流する空間から、投稿内容を確認し整理する空間へ役割を広げる。

Meta AIはFacebook、Instagram、WhatsAppのメッセージ機能にも組み込まれているため、Threadsへの導入は、主要サービスを横断してAIとの接点を増やすMetaの戦略に沿った動きといえる。TechCrunchは、Threads内で質問や情報検索を完結できる環境を整えることで、利用者がChatGPTやGoogle Geminiなど外部のAIサービスへ移動する機会を減らす狙いがあると分析している。

SNS上で話題を知った利用者は、詳しい内容を調べるために検索エンジンや別のAIサービスへ移ることがある。Metaはこの行動をThreads内に取り込み、投稿の発見から内容理解、会話への参加までを連続させることで、アプリ内での接触機会を増やそうとしているとみられる。


公開フィードとDMで異なるAI体験

Threadsでは2026年5月から、アルゼンチンやマレーシア、メキシコ、サウジアラビア、シンガポールなど一部市場で、投稿や返信に「@meta.ai」と入力して質問できる機能を試験提供している。AIの回答が公開フィード上に表示される仕組みで、XでGrokを呼び出す利用方法に近い形として報じられた。

公開フィード上のAI回答は、同じ話題を見ている他の利用者とも情報を共有しやすい反面、質問内容やAIの回答も広く表示される。これに対してDMでは、利用者が選んだ投稿を起点に追加質問を重ねられるため、公開の議論と個人的な情報確認を状況に応じて使い分けやすい。

一方、Meta AIの露出拡大を巡っては、利用者側の反発も報じられている。公開フィードでの試験では、Meta AIのアカウントを完全にブロックできない仕様に不満が集まり、Metaは返信のミュートや「興味なし」の選択によって表示を調整できると説明した。DMでの対話は利用者が自ら開始する形式だが、AI機能の拡大に伴い、表示や利用範囲をどこまで個人で管理できるかも重要になる。


SNS内の情報探索を巡る競争へ

XがGrokを投稿や検索機能と連携させるなか、MetaもThreadsの公開フィードとDMにAIを配置し、SNS上で情報を調べる体験を強化している。投稿の表示や推薦を中心としてきたSNSは、AIを通じて要約や背景説明まで提供するサービスへ変化しつつある。

ただし、生成AIの回答には誤りや古い情報が含まれる可能性があり、ニュース、医療、金融、災害など正確性が求められる分野では、発信元や公式発表との照合が欠かせない。Meta AIのDM導入がThreadsの利便性向上につながるかは、回答精度に加え、利用者が必要な場面でAIを選択し、不必要な場面では距離を置ける設計になるかにも左右される。


公式発表:Meta

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