
4つの魂から身体の持ち主を選ぶ
『UN:Me』は、記憶を失った少女の身体に宿る4つの魂と向き合う「ソウル・トリアージ アドベンチャー」だ。性格や表情、記憶が異なる魂たちは、それぞれが自分こそ本当の身体の持ち主だと主張する。
プレイヤーは不安定な精神世界を探索して記憶の断片を集め、魂との対話を通じて正体を探っていく。一つの身体に残せる魂は一つだけであり、最終的には誰を残し、誰を消去するのかを判断しなければならない。企画・シナリオは『Caligula』シリーズの山中拓也氏、開発はヒストリアが担当する。

3つの魂と対話する日本初の体験版
東京ゲームショウ2026の集英社ゲームズブースでは、日本初となる体験版が出展された。会場用の特別版では4つの魂のうち3つと出会い、マップ内に隠されたアイテムを探すことで、新たな質問や対話へつながっていく。

モーションキャプチャーを取り入れた少女の表情や動きからは、同じ身体を使いながら人格が切り替わる不安定さが伝わる。探索中には魂がプレイヤーの意思と関係なく身体を乗っ取り、それぞれが抱えるトラウマも襲いかかる。3人との対話を終えた先には重い選択が待ち、短い試遊の中でも本作の中心となる「魂の選別」を体験できる構成だ。
エレベーターの先に待つ「不安回廊」
試遊エリアへ向かう入口には特製エレベーターが設けられ、ゲームの精神世界へ移動するような演出が施された。ゲームを操作せずに世界観を体験できる「不安回廊」も用意され、薄暗い通路を進みながら、正体の分からない不穏さを味わえる。


体験版は集英社ゲームズブースに加え、ヒストリアブースとマウスコンピューターブースにも出展された。本作は2027年、PS5、Nintendo Switch 2、Steam向けに発売予定。敵を倒す強さより、誰かの魂を消す決断をプレイヤーに求める物語が、最後に残した“私”をどのような結末へ導くのか気になる作品だ。

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