ゲームニュース

『野田クリの野望』初のPCゲーム開発へ 日本工学院の学生と「筋肉×戦国」の体感型作品

komorebi

komorebi

サムネ


番組で築いた“殿と家臣”の世界をゲーム化

TOKYO MXは2026年7月28日、ゲームバラエティ番組『野田クリの野望~ゲーム天下統一への道~』初のオリジナルゲームとして、『野田クリの野望 筋肉マッスル~明日の家臣は君だ~』を開発すると発表した。日本工学院の学生クリエイターと共同制作するPC向けタイトルで、8月9日に同校の蒲田キャンパスで開かれる公開収録イベントで初披露する。

『野田クリの野望』は、お笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタルが“ゲームを愛する武将”として登場し、ゲーマーや開発者とともに、独自性の高い作品やマニアックな遊び方を紹介する30分番組だ。番組内では野田クリスタルを“殿”、しんやや青木マッチョらを“家臣”に見立て、戦国時代をモチーフにした世界観の中でゲーム文化を掘り下げている。

新作は、この番組設定を視聴者が操作できる体験へ広げる作品となる。野田クリスタルが提案した「戦国時代」と「筋肉」を軸に、プレイヤーが“殿の右腕”として殿や家臣を助ける体感型ミニゲーム集を制作しており、番組内で成立している出演者同士の関係や笑いを、そのままゲームルールへ落とし込む構成だ。


ゲーム画像
画像:TOKYO MX

PCカメラで巨大な“右腕”を操作

ゲームでは、ノートPCなどのカメラでプレイヤーの身体の動きを認識し、画面上に表示される巨大な右腕の操作へ反映する。デスクの前や椅子に座った状態でも遊べるよう設計されており、1回30~60秒程度のミニゲームを全10種類収録する予定で、各ゲームには通常より難度を高めた「鬼モード」も用意される。

公開された「腕ワイパー」は、頭を左右に振って巨大な腕を動かし、しんやと青木マッチョが乗る車のフロントガラスから泥や落石を払い落とす内容だ。このほか、タワシで野田クリスタル演じる殿の甲冑を磨く「殿の甲冑磨き」、流れてくる団子を串に刺す「団子刺し」、馬上から的を狙う「流鏑馬」も収録する。

さらに、野田クリスタル、しんや、青木マッチョの撮り下ろし実写画像と、ゲーム用に収録したオリジナル音声を使用することで、番組の出演者や世界観をプレイ体験の中へ取り込む。PCカメラによる操作は専用コントローラーを必要とせず、身体の動きと画面上の反応を直感的に結び付けられるため、ゲームに慣れていない来場者にも遊び方が伝わりやすい。

1回のプレイ時間を1分以内に収めた構成も、複数の来場者が順番に体験する公開イベントと相性が良い。身体を動かす姿そのものが周囲の笑いにつながる設計となっており、ゲームの操作方法とテレビ番組としての演出を一つの仕組みにまとめている。


ゲーム画像
画像:TOKYO MX

学生作品の紹介企画から共同制作へ

日本工学院との関係は、番組内で次世代のゲームクリエイターを紹介する企画「家臣青田買い!若武者ゲー道」から始まった。同企画では、学生や若手開発者が自作ゲームを持ち込み、野田クリスタルらが実際にプレイしながら発想や遊び方を紹介しており、日本工学院の学生もこれまで複数回出演している。

2025年11月には、同校の学園祭「かまた祭」で番組のロケと公開収録を実施し、学生が制作した『野田クリの野暮用』を約300人の観客の前で披露した。来場者がスマートフォンからゲームへ参加する仕組みを採用したほか、撮影、音響、イベント運営にも複数の学科の学生が加わり、ゲーム制作に限らない形で番組との連携を深めてきた。

今回のプロジェクトでは、番組が完成した学生作品を紹介する立場から、企画段階から学生とゲームを作る立場へ一歩踏み込んだ。学生側は、実在する番組IP、出演者の実写素材、専用音声を扱いながら、公開イベントで披露する作品を制作する経験を得られる一方、番組側も若手クリエイターの発想やプログラミング技術をコンテンツ開発へ取り込める。

こうした経緯を踏まえると、今回の共同開発は単発の学外企画というより、番組で続けてきた人材発掘と学生支援を具体的な作品へ発展させた取り組みといえる。東京都を放送対象地域とする地上波テレビ局のTOKYO MXにとっても、番組IPを活用したオリジナルゲーム開発は初の試みとなる。


ゲーム画像
画像:TOKYO MX

公開収録を起点に一般展開を探る

ゲームを初披露する公開収録イベント「野田クリの野望~クリスタルジム神7 真・筋肉無双 しんやの逆襲~」は、8月9日に日本工学院蒲田キャンパスの片柳記念ホールで開催される。会場は400人以上を収容でき、イベントでは青木マッチョ率いる「クリスタルジム神7」としんやが、複数のゲームを通じて“殿の右腕”の座を争う予定だ。

販売価格、一般配信の時期、配信先、対応OS、必要なカメラ性能は公表されておらず、二次報道もPCカメラで“殿の右腕”を操作する独特な形式を中心に伝えている。そのため、発表段階で確認できる反応は作品そのものへの評価より、番組発の企画をどこまでゲームとして成立させられるかという関心が中心となる。

一般向けに配信される場合、焦点となるのは、番組を知らない利用者にも操作方法と笑いの構造が伝わるかどうかだ。出演者の関係性を理解する視聴者には受け入れられやすい一方、作品単体で継続的に遊ばれるには、短時間のミニゲームとしての分かりやすさに加え、繰り返し挑戦したくなる仕組みも必要になる。

学生との交流から生まれた作品が公開収録向けの企画にとどまるのか、一般ユーザーが遊べるタイトルへ広がるのかは、8月9日の初披露以降に示される。まずは、番組の“殿と家臣”という設定と、PCカメラを使った身体操作が一つのゲーム体験としてどこまで結び付くかが注目点となる。


公式発表:TOKYO MX PR TIMES

野田クリの野望野田クリスタル筋肉マッスル日本工学院TOKYOMX青木マッチョPCゲームお笑い
komorebi

komorebi

このニュースをシェア

コメント

0件のコメント
コメントがありません。